2014年の大人気ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』を覚えていますか?流行語大賞にノミネートもされ社会現象にもなりましたね。その『昼顔』では主人公の不倫相手を斎藤工が演じていました。その妻役として一躍注目されたのが伊藤歩です。その美しくて恐い演技が印象的でしたね。今回は伊藤歩の魅力について迫ってみたいと思います。

映画『スワロウテイル』で新人俳優賞・優秀助演女優賞を受賞した実力派女優

伊藤歩のデビューは1993年、大林宣彦監督の映画『水の旅人-侍KIDS-』です。その後一躍注目を集めたのが、1996年公開の映画『スワロウテイル』での演技でした。岩井俊二監督のこの作品で伊藤歩は娼婦の母を持ち大人達の間をたらい回しにされる少女・アゲハを見事に演じます。その演技は高く評価され、第20回日本アカデミー賞で新人俳優賞・優秀助演女優賞を受賞、第11回高崎映画では最優秀新人女優賞も受賞しています。弱冠16才での快挙に一気に注目が集まりました。
その後2001年には同じく岩井俊二監督の映画『リリイ・シュシュのすべて』にも出演、剃髪シーンの撮影では実際に髪の毛をそり、丸坊主の姿になるなど体当たりの演技が話題になりました。また2004年公開の映画『ふくろう』ではヘアヌードシーンにも挑戦。きれいなだけじゃなく実力派の女優として認められていくことになります。

CHARAや元JUDY AND MARYのYUKIらとバンドを結成、音楽活動も!

卓越した演技力で話題を集める一方で、伊藤歩は音楽活動もしています。『スワロウテイル』で共演したCHARAや、元JUDY AND MARYのYUKIらと結成した女性5人のバンド「Mean Machine」(ミーンマシーン)では「Ayumi」名義でヴォーカルを担当しています。デビュー曲「スーハー」を含むシングル2枚、アルバムも1枚発表しています。またサンボマスターのシングルカップリング曲「世界をかえさせておくれよ」やアルバム『ロックンロールイズノットデッド』の中の楽曲にもゲストボーカルで参加しています。

『昼顔』の演技で注目!美しくて恐い妻役を熱演

2014年の大人気ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』。高視聴率を博し、『昼顔』という言葉は流行語にもノミネートされ社会現象にもなりました。
伊藤歩が演じたのは、主人公と不倫の関係になる夫を追いつめる妻役です。高学歴、高キャリア、美人で社会的地位もある彼女が、夫の不倫を知ってから徐々に精神的にも追いつめられていく様子を熱演しました。特に妊娠したふりで夫に迫るところや、自殺未遂をするシーンは狂気を感じさせ鬼気迫るものがありました。ストーリーのキーパーソンとして非常に印象に残る演技で話題となり注目されるきっかけとなったドラマです。

『婚活刑事』『わたしを離さないで』話題のドラマに次々と出演

『昼顔』で注目された後は、2015年読売テレビプラチナイト木曜ドラマ『婚活刑事』で主演を務めることとなります。刑事で婚活中のアラサー、好きになった相手はことごとく犯罪者という花田米子を、コミカルに演じ話題になりました。ドラマの内容もさることながら、伊藤歩演じる米子のさまざまなコスプレもネットで注目され、深夜枠に放映されたドラマにも関わらず高視聴率を記録しました。
『婚活刑事』の主演の後は、2016年1月期のTBS系金曜ドラマ『わたしを離さないで』に出演。熱意のある教師役で、生まれながらにして辛い運命を背負った子どもたちの現実を目の当たりにしたことで次第に心身ともにやつれ果てていく姿を好演しています。

『営業部長 吉良奈津子』キーパーソンのベビーシッター役を熱演

先日最終回を迎えたドラマ『営業部長 吉良奈津子』。松嶋菜々子が久々の連続ドラマで主演で話題になりました。
伊藤歩はベビーシッター・坂部深雪役で出演。初登場時には美人で優秀なベビーシッターの姿を見せ、主人公の信頼を得ますが…初めて主人公の家を訪れたときには、部屋の様子をくまなくチェック。名刺にある「部長」の肩書きを面白くなさそうに眺めたり、せっかく子どものために準備したクマの形のハンバーグをホームレスの男性に食べさせて処分してしまったりと、期待を裏切らない「ミステリアスな恐いオンナ」を熱演。物語のキーを握る人物を演じ、伊藤歩の演技にも注目が集まりました。

いかがでしたか? 演じる役によってさまざまな魅力を見せてくれる伊藤歩。その卓越した演技から目が離せませんね。これからの出演作も要チェックです!