1980年代に大ブームを巻き起こしたあの『ゴーストバスターズ』の新作がこの夏公開され、大ヒット中です。とはいえオリジナル版をリアルタイムで知らない世代にとってはどんな映画か気になるところ。約30年ぶりに帰ってきた大人気映画『ゴーストバスターズ』のオリジナル版の魅力を改めてみてみましょう。

科学者vsゴーストの仁義なき戦い?奇想天外なSFコメディに大爆笑

舞台はニューヨーク。主人公はコロンビア大学で超常現象や幽霊について研究している3人の科学者ピーター、レイモンド、イゴンです。この3人が研究費の打ち切りをきっかけとして科学的に幽霊を退治する会社ゴーストバスターズを開業し、大活躍する物語。
そもそも幽霊って存在するの?という疑問にもっとも懐疑的であるはずの科学者が直球勝負で幽霊と戦うドタバタSFコメディに仕上がっています。大真面目に超常現象について研究しているあいだは冴えなかった3人が、ゴーストバスターズとなったとたんに世間をにぎわすヒーローに。いかにもアメリカ映画らしい痛快なストーリーがみどころです。

主題歌が大ヒット!オリジナル版の人気の秘密は音楽にあり

日本で幽霊といえばヒューどろどろ〜という効果音が聞こえてきそうな不気味な存在。背筋がぞっとするほど寒気を覚えるものですが、アメリカのゴーストはどうでしょうか。

実はゴーストについてもアメリカだとこうなるのか……といった驚きがあります。どんな存在なのかは観てのお楽しみ。ただ、ホラー映画が苦手な人でもわくわくしながら観られることは間違いありません。

というのもゴーストとのド派手な対決シーンなど、映画全編にわたってノリノリの音楽がつかわれているのです。とくにレイ・パーカー・ジュニアによる同名主題歌は世界的に大ヒットしました。このキャッチーな音楽を聴くとゴーストバスターズの一員となって戦っているような高揚感を味わえます。

オリジナル版の公開当時は洋楽のミュージックビデオが大流行していました。この洋楽ブームにおける主題歌の大ヒットとともに映画の人気も高まったといえるでしょう。

5年後に続編の『ゴーストバスターズ2』が公開!キャスト陣は続投

続編の『ゴーストバスターズ2』が公開されたのは、1984年のオリジナル版から5年後、1989年のことでした。オリジナル版でのゴースト騒動により、ニューヨーク中の建物が破壊。その賠償金を背負って破産したゴーストバスターズが、再びディナの調査依頼をきっかけに復活します。前作に続いて奇想天外なゴーストが登場し、大騒動に見舞われる点がみどころです。

キャスト陣は、3人の科学者と1人の新人をあわせた4人のゴーストバスターズ、ゴーストバスターズに調査を依頼したディナ役のシガ二ー・ウィーバーが続投しています。とくにSFホラーの金字塔『エイリアン』(1979年)で活躍したシガ二ー・ウィーバーならではの強い女性像が圧巻。

さらにミュージカルコメディの傑作『ブルース・ブラザーズ』(1980年)でジョン・ベルーシの相方を務めたダン・エイクロイドがゴーストバスターズの一員を演じています。そのためゴーストものというSF映画でありながら、笑える名作になっています。

2016年に公開た『ゴーストバスターズ』の新作は、続編も含めたオリジナル版のリブートです。つまり男性4人組のゴーストバスターズによる続きのストーリーではなく、キャスト陣も一新されています。今度は女性4人組がゴーストバスターズとして大活躍。オリジナル版へのリスペクトも、要所の小ネタに盛り込まれています。
話題の新生『ゴーストバスターズ』をもう観た方も、まだの方も、この機会にぜひオリジナル版をチェックしてみてはいかがでしょうか。