二階堂ふみと山崎賢人主演で実写化し大ヒットを記録した映画『オオカミ少女と黒王子』。2014年に放送されたテレビアニメも人気を博しましたが、原作は八田鮎子によるコミックです。オオカミ少女のエリカと黒王子の恭也という高校生同士のウソからはじまる本気の恋。特に恭也の超ドSなふるまいにドキドキが止まりません。そんな恭也の黒王子ぶりをくわしく見ていきましょう。

そもそもオオカミ少女と黒王子はどうして付き合うことになったの?

主人公の女子高生エリカは16年間まったく誰ともつきあったことがない恋愛に奥手な女の子です。しかし女友だちとの恋バナで盛り上がり、彼氏がいるとウソをついてしまいました。街でみかけたイケメンの写真をこっそり撮って彼氏がいるように装っていましたが、そんなウソも限界に近づきます。
というのも写真のニセ彼氏が実は同じ高校に通う佐田恭也だったから。そこでエリカは恭也に相談します。そのとき爽やかな笑顔で恭也が口にするセリフがこちら。「俺でよかったら話くらい聞くよ?」。さすがイケメンです。
ところがやさしさに甘えてエリカが本当のことを話すと、恭也の態度ががらりと変わってしまいました。「おまえが俺の犬になるってんなら、くだらねぇ茶番につき合ってやってもいいっつってんの」、実は超ドSだった黒王子の本領発揮です。こうして2人は付き合うことになりました。

彼女じゃなくて犬……!?  恭也が暴言を連発する理由とは

恭也がニセの彼氏を演じることを引き受けた理由は、実はひまつぶしになるから。なんともひどい話です。そのうえニセ彼女のエリカを犬扱いします。「せいぜい可愛がってやるよ。ポチ」「犬は呼ばれたらさっさと来いよ」、恭也の暴言は止まりません。
しかし誰にでもこのような超ドSぶりを発揮しているかというとそうではありません。表向きはエリカと最初に話したときのようにさわやかなイケメンを演じている恭也。少数の友だちとエリカしか恭也が本当は腹黒いことを知りません。
ただ恭也のこの性格は家庭環境によるところもあります。ゆがんだ恋愛しかできなかった恭也がエリカと接することで態度が変化していく過程もみどころです。

犬扱いから本当のカップルへ!恭也のセリフや態度にみられる変化

相変わらずの上から目線に違いはありませんが、恭也のセリフや態度には少しずつ変化が生じてきます。自分はさておき他の人にエリカを「勝手に傷つけられると腹立つんだよね」とか、「おまえ俺の彼女なんだから、だまって守られてりゃいいんだよ」などと言い始めるのです。
偉そうながらもちょっぴりやさしさがブレンドされたセリフにドキドキしているうちに、ツンデレのツンの部分ばかりだった恭也にとって、究極のデレ発言が投下されます。それがこちら、「ありがとな」。ふつうに考えれば何気ない言葉ですが、黒王子こと恭也の口からお礼の言葉がでるなんて……と心にささります。
犬扱いされているうちに心まで手なずけられたのか、いつのまにか恭也のことを本気で好きになったエリカはあらためて恭也に告白します。告白にいたるまでの経緯や告白シーンはまさにキュンキュンもの。本当のカップルになってからの2人も見逃せません。

ひたすら腹黒いだけではただの怖い人ですが、恭也の黒王子ぶりはツンデレのデレの部分が絶妙に盛り込まれており、ツンの部分にもそれなりの理由や変化があります。実写映画『オオカミ少女と黒王子』では、エリカを二階堂ふみ、恭也を山崎賢人が演じています。原作コミックはこの実写映画をすでに観た人にも、まだ観ていないという人にもおすすめ!超ドSなイケメン王子がふりまくドキドキ感にどっぷりひたりましょう。