昭和55年〜60年生まれが熱狂したマガジン神マンガ特集! 9月30日から10月13日までの間1巻から3巻まで無料になります! 昭和20年の終戦後の日本。まだ若い阿佐田哲也は生活苦から生きる希望を見失ってしまう。同僚に賭場へ連れていかれ、所持金が底をつきそうになるが、文字通りの博打をうち、勝負師としての才能を開花させる。これが後に雀聖と呼ばれる坊や哲の始まりであった。

追い詰められてからが勝負!

昭和19年(1944年)、後に坊や哲と呼ばれる玄人、阿佐田哲也はまだ15歳だった。
真珠湾攻撃から3年、日本は第二次世界大戦の最中であり、哲也は軍需工場で勤労動員させられていた。
束の間の昼休みになると、仲間と一緒に同僚の一風変わったおっちゃんに博打を教えてもらっていた。
それが哲也にとってはつまらないと感じる日常の中の唯一の娯楽だった。

その後、突然の空襲があり、おっちゃんは一人逃げずに工場の屋上に寝転がっていたのを見つけた哲也は説得しようとするが、身の安全の為にやむなく防空壕へと避難する。

空襲が終わった後、あたり一面は焼け野原と化していたが、なんとおっちゃんは空爆の中を平然と生き延びていた。
そして彼から「運の悪い奴が死ぬ」と教えられるが、哲也はその強運にただ驚愕するばかりであった。

翌年、日本は敗戦、誰もが貧しい状況にある中、哲也は職を得るものの、生活していくには収入が足りていなかった。
様々なことへの苛立ちからむしゃくしゃしていた哲也は、職場の先輩に誘われる形で賭場へと連れていかれる。

負けが続き、あとわずかの所持金になってしまうが、哲也はそこで勝負師としての才能を開花させる。
その後、賭場での生涯のライバルとなる印南との出会いを経て、横須賀で米兵相手に麻雀をやれば今よりも更に儲かると聞いた哲也は横須賀へ向かう。

これが後に雀聖とも呼ばれる、坊や哲の玄人としての始まりであった。