コミュニーションの鉄則は、第一印象を良くすること。野口敏著の「たった7秒で相手の心をつかむ話し方」はタイトル通り、最初の7秒で相手に「感じがいい」と思わせるためのコミュニケーション術を解説しています。本書で書かれた実践法をご紹介します。

コミュニケーションの達人・野口敏著の「たった7秒で相手の心をつかむ話し方」

接客業や営業職なら新規のお客様。合コンで初めて会った女性。そして、苦手な上司や部下など。どんな相手にも「感じがいい」と思われたら、嬉しいシチュエーションです。こういうときはファーストインパクトが肝心。相手の心を一瞬で掴むための方法を「たった7秒で相手の心をつかむ話し方」では教えてくれます。著者の野口敏は、きもの専門店に勤めていた際に1万人以上の女性と接客した経験から、コミュニケーションの研究を開始。「会話は言葉ではなく気持ちのキャッチボールである」と述べ、これまでには無かった話し方を提言します。経営者・営業職・スピーカーなどの仕事分野から夫婦や親子間での会話など、あらゆる面に精通した彼は、大手企業の社員研修の講師も担当し、全国で講演活動を行っているコミュニケーションの達人です。

自由に楽しく会話をしよう

コミュニケーション能力を向上させるためにやるべきことは何なのでしょうか?
これを解決しようとすると、どうしても堅苦しい方向に考えてしまいそうになります。とりわけ、昨今は言葉に対する風当たりが強い風潮があります。何か突飛なことを言えば、失言扱い。ちょっとした冗談もパワハラやセクハラになりかねません。著者の野口はこうした傾向に警鐘を鳴らし、もっとコミュニケーションは自由であっていいというスタンスをとります。こちらが心を開いて話しかけることができれば、相手も気軽な雰囲気の中会話を楽しむことができるはずだと。そのための具体的なコツを幾つか紹介します。

アイコンタクトと挨拶は基本

そんな基本的なことと思われるかもしれませんが、意外とできていないのが挨拶。著者は、その一例としてコンビニのレジでの場面をあげます。ここで「ありがとう」という言葉を店員に対して言えているでしょうか?何気ない日常でも見知らぬ人でも打ち解けようという力を磨くことが大切だと説いています。これにはコミュニケーション能力の高さと愛情の深さの両方が必要になるからです。また、相手に対して誠意を見せることも大切。アイコンタクトに始まり、きちんと相手に体を向けて話すように心がけましょう。そうした細かな配慮の積み重ねが、感じの良さに繋がるのです。

これをやってはダメなNG例も

本書では、逆に会話でやってはいけないNG例もあげています。例えば、「最近はどう?」という発言。相手のことを気にかけているようで好印象な気もしますが、捉え方によっては手抜きの質問だと見てとれます。さらに質問でいきなり入るというのも著者はお勧めしていません。また「どうして?」や「なぜ?」を連発するのも、相手を威嚇していたり、パーソナルな部分に踏み込み過ぎてしまったりするので、印象は良くないのです。そうではなく、雑談で場を盛り上げて、相手との信頼関係を築くことが大切だと、本書では述べています。雑談で盛りあがる鉄板ネタも紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。

「たった7秒で相手の心をつかむ話し方」を読めば、初対面の相手から印象を良くする方法が学べます。その他にも会話が続く聞き方や話し方など、コミュニケーション全般で使える内容が多いので、ぜひ参考にしてみてください。