背筋が凍るほど怖い歌詞。特にJ-POPでは人間の本質に迫ったフレーズと、それを取り巻く心象風景を指していることが多いものです。「ゾーッとするような怖い歌詞の歌…」ランキングの1位は、圧倒的なコアファンをもつロックユニットのひとりが発表したソロアルバムの中に収録されている曲でした。シングルではないため、聴いたことのない方も多いと思いますが、このランキングを機会に、是非耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

5位 : 中谷美紀「砂の果実」

1997年3月に発表された「中谷美紀 with 坂本龍一」名義のシングル曲。オリコントップ10入りを果たしたこの曲は、やや不安定で無機質な中谷の歌が、触れたら引き込まれてしまいそうな不穏な世界観を醸し出しています。自分の心の奥底と対峙したとき、「生まれて来なければよかったのに」と感じたことがある人も多いのでは?それを見透かされている、その“怖さ”がこの歌詞にはあります。

4位 : ルルティア「愛し子よ」

2001年10月に彼女のデビューシングルとしてリリースされた楽曲。憂いのあるメロディに乗せ、美しい歌声で“究極の愛”を表現しています。息子を溺愛する母親視点からの歌詞なのか、恋人を愛するがあまり独占しようとする女性目線の歌詞なのか、想像力は尽きません。「女は魔物」だと言いますが、その通りかもしれませんね。

3位 : 大貫妙子「メトロポリタン美術館(ミュージアム)」

1984年4月〜5月にかけ、NHK「みんなのうた」で放映された楽曲。当時テレビでこの曲を目にした幼児の多くがトラウマにもなっていると聞きます。明るいメロディに乗って歌われる楽しいタイムトラベル。けれども最後の最後になって大好きな絵の中に閉じ込められてしまう主人公の女の子。結末は誰にもわからないというストーリーが、子ども心に恐怖を覚えさせてしまったのだと思われます。大人になった今、聴いてみると別の発見があるかもしれません。

2位 : 童謡「てるてる坊主(原題「てるてる坊主の歌」)

童謡といわれるものには、なぜかマイナー調のメロディが多いのですが、この曲もそのひとつ。“怖い”といわれるのは3番の歌詞で、それには残虐性すら窺えます。晴れればご褒美を、晴れなければ罰を与える。現代の子どもが歌うにしては残酷すぎるという理由からカットされる場合もあるそうで、時代性の違いが浮き彫りになった歌詞といえるでしょう。

1位 : 稲葉浩志「透明人間」

B'zの稲葉浩志が2004年9月に発表したソロアルバム『Peace Of Mind』収録曲。1997年に起こった「神戸連続児童殺傷事件」をモチーフに、加害者視点で書かれたのではないかと噂されていますが、真実は定かではありません。ただ、事件を引き起こした酒鬼薔薇聖斗が新聞社宛に送った犯行声明文と似たフレーズが盛り込まれており、“怖い”というよりも“切ない”“いたたまれない”という感情が沸き起こる歌詞となっています。彼の中に「伝えなければならない」という、何か突き上げてくるものがあったのでしょうか。


※music.jpみんなの投票ランキング調べ