生駒里奈のファーストソロ写真集「君の足跡」をご存知でしょうか。生駒里奈はこのとき20歳。 大人になる準備ができていないような表情が写真集の随所に見られて、とても想像力がかき立てられます。そこで今回は、music.jpから電子書籍限定で配信が始まった「君の足跡」の無料お試し版を眺めながら、あらためて生駒里奈の魅力について紹介しましょう。

「君の足跡」の雪・生駒里奈の白

写真集「君の足跡」の表紙(無料お試し版も同じ)で、雪の上にうつ伏せに寝転んでいる生駒里奈の表情は、素っ気ないとも言えるほどに感情の起伏が感じられません。出身地が秋田県であることや、肌の色が白いことを考え合わせると、それはさながら昔話の雪女のようでもあります。だから、生駒里奈には雪の白色がよく似合う。降り積もる雪に、煩わしいことを全部閉じ込めてほしいと密かに、本人も意識しないほどわずかに願っているような、そんな雰囲気を感じます。生駒里奈の持っている白は、どんな色にも染まらない白なのではないでしょうか。
バラエティー番組で見せる"おもしろい生駒ちゃん"も、何色かに染まった姿ではなく、きっとどこまでも存在の揺らがない、雪のように純白の生駒里奈自身なのでしょう。

生駒里奈の唇

化粧映えする顔立ちにもかかわらず、ファースト写真集「君の足跡」の中でほとんどノーメイクなのは、生駒里奈が抱えているものを、ある人にとってはストレートに、またある人にとっては微かにでも、感じとってもらうためではないでしょうか。それほどに生駒里奈の内面にあるものは大きいように感じます。
生駒里奈の表情の特徴とも言えるきゅっと結ばれた唇は、開いてしまったら止めどなくあふれてしまいそうな感情を、グッと堪えているように見えます。そしてこれが単に幼さの表出ではなく、節度を持った理性と共存していることが、生駒里奈の魅力といえそうです。

「君の足跡」に垣間見る生駒里奈の内面

「君の足跡」には、制服やジャージなどに身を包んだ生駒里奈が登場します。その佇まいは一見どこにでもいる高校生のよう。しかし、生駒里奈が地元の高校を、半ばドロップアウトするようにして乃木坂46のオーディション(1期生)を受けたと知って、もう1度ページを見返してみれば、そこには高校という、空間的にも人間関係においても窮屈な世界にサヨナラしたいと思いつめる、一人の少女が立ち現れます。おそらくこれらの制服姿は、生駒里奈にとってはコスプレなのではないでしょうか。ブラウスを脱ぐページを見ながらそんな考えも浮かびます。
そしてこういった事実の重なりが、美少女アイドルグループのメンバーの一人という属性から、さらに個人としての生駒里奈を浮き彫りにしているようにも見えます。

生駒里奈の成長

「10代の成長は、しっかりと写真集におさめましたので、 安心して、大人への階段をのぼってください」 ソロ写真集「君の足跡」を撮影したカメラマン・青山裕企は、生駒里奈の20歳の誕生日に、自身のツイッターでこんな祝福の言葉を贈っています。「君の足跡」撮影中、生駒里奈は確かに成長したのでしょう。撮影前、生駒里奈は「10代の女の子の魅力を表現したい」と語ったと言います。普段あまり女性的な部分を感じさせない生駒里奈ですが、「君の足跡」はそういった部分にもフォーカスされた貴重な1冊と言えるでしょう。

今回は、ファーストソロ写真集「君の足跡」の無料お試し版で見ることのできる、生駒里奈の人となりを紹介しました。もちろんイメージの域を出ないものではありますが、写真集の楽しさは、こういった想像力の羽を広げられることにもあるので、これを機に電子書籍という便利なアイテムで、読者それぞれの”生駒里奈”を再発見してみてはいかがでしょうか。