欅坂46メンバー総出演のミステリードラマ「徳山大五郎を誰が殺したか?」。10月1日(土)深夜0:20にテレビ東京で放送された最終話では、徳山大五郎(嶋田久作)の携帯電話を手にした平手友梨奈が、他の生徒たち(欅坂46)に宣言。「さーて、犯人しょっぴきまーす」。その結末は?

橋部の「それってどっち?」の意味は?

ここでひとつおさらい。第11話の最後、友梨奈は用務員の橋部(今野浩喜)に、今日中に犯人をしょっぴくと宣言した。

それに対し、橋部が言ったのが「それってさあ…どっちよ?」

現在、最重要容疑者は副担任の神崎(江口のりこ)だ。生前、何かに怯えていた徳山が「何かあったらこれを」と長濱ねるに渡したDVD。その中の映像をヒントに辿りついたのが、徳山と江口のツーショット写真だったのだから。

しかし、“どっち”というからには、もうひとり容疑者が? 友梨奈はその答えを見つけたようだ。

誰もいない3年C組の教室にやってきた神崎。そこへ…

<お化け屋敷は中止です>と張り紙された無人の教室。そこに現れた神崎は、徳山の遺体と対面する。

突如、お化けの格好をした生徒たちが神崎を囲む。友梨奈は、写真やメール等、不倫の証拠を神崎に次々と突き付けた。当初はラブラブでも、最近は醜悪な関係だったらしい。

観念した神崎は、「徳山を殺したのは私よ」と告白する。

しかし、友梨奈はその言葉を鵜呑みにしない。なぜなら監視カメラには、新たな人物が教室に入るのが映っていたからだ。

廊下にもあった、監視カメラの存在。これにはさすがの容疑者も気づかなかったらしい。

再生映像を見る一同。事件当日、7時58分。教室に入ってきたのは…「べりか!?」

「神崎先生は関係ないよ。私をかばってくれただけ」。これまでとは全く違う表情を見せる渡辺梨加=べりか。これまでの不思議ちゃんが嘘のような、暗い目をしている。そして、自分が徳山をナイフで刺したと自供した!

べりかの心の闇と、事件の真相

徳山との不倫で傷心しきった神崎は、以前ナイフで手首を切ろうとしていたところをべりかに目撃され、思いとどまった。

私のためにべりかが徳山を殺した…と思った神崎は、べりかをかばい、自分が殺したと嘘をついたのだ。

友梨奈はべりかに訊ねる。「本当に神崎先生のために?」ちがう、と首を横に振るべりか。彼女が徳山を刺したのは、衝撃的な理由からだった。「楽しくなると思ったから」。

「裏口入学の疑いが晴れたのも死体のおかげでしょ?」「他のみんなも、いろいろあったじゃん」「死体が出てきて、自分の殻を破れた気がしない? クラスが生き生きしたと思わない?」おいおい、それって…

快楽殺人? 完全にイカれた発言だ。クラス一同、騒然となってべりかを責める。しかし、彼女をそこまで追い込んだのは何だったのか?

これまで仲の良いグループもなく、単独行動。話し相手は犬のぬいぐるみ。いじめこそないものの、皆から存在が忘れられている。それがべりかだった。

「先生には、私が見えるんだ」。神崎に、べりかはそう呟いた。どんな形でも、自分を認識してもらえれば嬉しい。だから徳山が死体になってからは、カメラ片手にレポーターを気取ってみたり、あえて死体の絵を描いてみたり、突拍子もない行動をしたのだろう。

「今までずっと、さびしかった」。ぞっとするほど孤独な高校生活を変えたい。それがべりかの動機だ。しかし…

「大事なこと言い忘れてない? 殺してないじゃん」と友梨奈が言う。

徳山の携帯カメラに、その決定的証拠があった。徳山は自撮りの最中、持病の発作に襲われて急死した。ニトログリセリンは、狭心症の発作を抑えるための薬だったのだ。

事件は解決。しかし…

徳山大五郎を誰が殺したか? その答えは、<持病の発作>だった。べりかは死体にナイフを刺しただけだった。

とはいえ、彼女が無実というわけでもない。死体損壊罪? それを言ったら他の生徒たちも、死体遺棄罪に…偽証罪も? どんよりした気分のまま、一同は片づけを始める。

文化祭も終わりに近づき、校庭ではキャンプファイヤーが始まっている。そんな中、教室から徳山の死体が消えた!

友梨奈は廊下で橋部とすれ違う。橋部、「グッドショータイム!」と満足気だが…台車の上にはビニールシートとロープ。まるで死体をたった今まで運んでいたかのような…

キャンプファイヤーに向かって「先生ありがとう!」と生徒たちが叫ぶということは…なかなかブラックなオチである。

解決されていないポイントもあるが…

事件の本筋とは別の理由で怪しい動きをする人物がいるのは、ミステリーの定番だ。先週あたりからは、佐藤詩織にうさん臭さが出ていたものの、彼女は「ただの生真面目な生徒」だった。疑って、ホントすまんかった!

中盤、一番怪しかったのは菅井友香だろう。一方で、彼女が関わる「裏口入学」話に登場した警備員やニセジャーナリストがその後どうなったかは、明らかにされていない。

ただ、思い出してほしい。「べりかと神崎が最重要容疑者」と最初から知っていたのは橋部だ。もちろん、徳山の死体を生徒たちが隠していたこともお見通し。それなのに「事件解決に向かって行動を起こす3年C組の生徒たち」を見たいがために、警察にも言わずにいた。

正体は学園の副理事長である橋部。「裏口入学リスト」の事実も把握し、校長もひれ伏す権力を持っていたことを考えると、警備員もジャーナリストも、彼の手中にあるのかもしれない。

3年C組で発見された新たな死体(田中要次)。もしかすると、これも橋部の仕業ではないか? 次の「ショータイム」のために。

ここで朗報。豪華特典のついた「徳山大五郎を誰が殺したか?」Blu-rayとDVD−BOXが、来年6月7日(水)に発売予定だ。ロングメイキングや追加映像も満載という。詳しくは公式サイトをチェックしよう。

欅坂46メンバー総出演ドラマ「徳山大五郎を誰が殺したか?」 公式サイト(http://www.tv-tokyo.co.jp/tokuyama/)