日本を代表する3人組パンクバンド・Hi-STANDARD(通称・ハイスタ)が、10月5日(水)にリリースした「ANOTHER STARTING LINE」(PiZZA OF DEATH RECORDS)が、発売初週に13.6万枚を売り上げ、2016年10月17日付オリコン週間シングルランキングにて初登場1位を獲得したことが明らかになった。

2000年に幕張・千葉マリンスタジアムで開催され、3万5千人を動員したハイスタの主宰イベント“AIR JAM2000”を最後に活動休止、以後2011年に開催した“AIR JAM2011”で活動再開するも、音源のリリースは2000年4月リリースの4曲入りシングル『Love Is A Battlefield』から行われていなかったハイスタ。

この度のリリースは、シングル発売日の前日である10月4日(CDの店着日)に事前告知が全くない状態でシングルがCDショップの店頭に並び、偶然店を訪れたファンが驚きとともにSNSなどで情報を拡散することで瞬く間にその衝撃がネットを通じて広まって行った。“プロモーションを一切行わない”という前代未聞のプロモーションとなった本作は、ハイスタの新作を待ちわびていたキッズや、かつてキッズだったファンを巻き込んでオリコンデイリーランキング初日で既に5万枚近くを売り上げる結果となった。

今作は、「これだけ便利になった世の中でどこまで面白みとして発揮できるのかなというのが狙い」(横山健:G&Vo)、「今回の作品は手に取ってもらいたいという思いが強い」(難波章浩:Vo&B)というメンバーの意向により、主要CDショップ店頭のみで販売され、かつ事前告知なしというリリース手法がとられたという(なお、3週間後の10月26日より通販解禁、DL販売開始となる)。彼らの願い通り、今回の初動13.6万枚という数字はファンが直接ショップに足を運んで作品を手に取ったことで築き上げられた記録であり、そのプロモーション手法とともに現在の音楽シーンに一石を投じるどころか、これまでの固定観念を激しく揺さぶる結果になったのではないだろうか。

ハイスタの“オリコン1位獲得”は、シングル、アルバムの両ランキングを通じて意外にも今回が初となる。シングルランキングにおける過去最高位は1stシングル「THE KIDS ARE ALRIGHT」(1996年9月発売:累積1.7万枚)が記録した54位、同じくアルバムランキングでは『MAKING THE ROAD』(1999年6月発売:累積65.3万枚)と『Love Is A Battlefield』(2000年4月発売:累積46.2万枚)【※】が記録した3位が最高であり、実に結成から25年の時を経て、新たに偉業を打ち立てた形となる。

なおハイスタは、シングル発売日の10月5日に公式サイトにて12月7日にカヴァー曲で構成される4曲入りシングル「Vintage & New, Gift Shits」をリリース、12月3日より東北と新潟を回るショートツアー“GOOD JOB! RYAN TOUR 2016”を発表している。カヴァーシングルには過去にスプリット7インチのみに収録していた「Money Changes Everything」(シンディ・ローパーのカヴァー)、「Happy Xmas (War Is Over)」(ジョン・レノンのカヴァー)が収録されており、いずれも入手困難だっただけにこの度の再録・CD化を歓迎しているファンも多いだろう。

16年半ぶりの新曲リリースというトピックも去ることながら、その発表方法でも強烈なインパクトを残し、話題を呼んだハイスタ。今年12月23日には“AIR JAM2016”を福岡で開催することも決定しており、彼らの歩みはまさにここから、また新たに始まって行く。


【※】Hi-STANDARDが2ndシングルとして発売した『Love Is A Battlefield』は、発売当時のオリコンランキング規定により、アルバム扱いとして集計されている。

■Hi-STANDARD公式サイト

http://hi-standard.jp/