中学生2人のフォークデュオ・さくらしめじが、中学生時代最後となるワンマンライブ「おたまじゃくしの宴」を10月9日(日)に横須賀芸術劇場にて行った。この公演に1800人のさくらしめじファン・通称“きのこりあん”が詰めかけ、ライブは大いに盛り上がった。

さくらしめじは、田中雅功(たなかがく)と高田彪我(たかだひょうが)の現役中学生のフォークデュオ。2014年に結成され、2016年8月にはドラマ「こえ恋」の主題歌で4枚目のシングル「ひだりむね」をリリースした。

■新曲。“菌活”残り3公演の発表。ファンに嬉しいプレゼント連発

中学生生活最後のワンマンライブとなる今回、冒頭、オープニング映像に続いて二人が登場しファーストシングル「いくじなし」を披露。客席はスタンディングと温かい拍手で二人を出迎え、会場はグリーンとブルーのペンライトで揺れた。

「せきがえのかみさま」、最新シングル「ひだりむね」に続いてのMCで、高田が「宴ってるかーい?」と声をかけると、田中はすかさず「宴ってるって何よ(笑)」とツッコミを入れ、客席から拍手と笑いがこぼれる。続けて「まよなかぴくにっく」、ちょっと切ない曲「きみでした」を披露。

MCに続き、二人だけの弾き語りが始まる。「またたび」で、初の試みというライブペイントを披露。二人が歌っている間に、ネコの被り物をした、さくらしめじのジャケットやグッズデザインを手がけるフクモトエミ氏がイラストを完成させるというもので、出来上がった可愛らしい作品に「すごい!」「夕焼け感も出ていて、言葉も出ないくらい」と二人から驚きの声。MCで絵の話になると、田中は絵が苦手で、美術のテストではいつも低い点と告白し、高田も苦笑いする場面も。

続くファーストシングルに収録されている「きのうのゆめ」について、「すごく思い出深い曲」と語る高田。田中も「初心者のぼくたちには難しいコードがいっぱいで、大変だったね」と話し、「この二年間、沢山演奏して、弾けるようになった」と、二人とも感慨深い様子でこの曲を演奏。

続いてデビューしてから2年間の思い出の映像がスクリーンに映し出され、思い出を語る二人は「恥ずかしい」と話しながらも「懐かしい」とこれまでを振り返る二人を暖かく見守るファン。47都道府県を回ってフリーライブをする活動 “菌活”のラスト3県となる、11/3の山梨、11/13の北海道、そしてファイナル11/27の東京の公演が発表されると、大きな拍手と歓声があがった。

今まで演奏してきた19の名曲「あの紙ヒコーキくもり空わって」のカバーに続いて、島根公演で披露された竹内まりやの名曲「元気を出して」を、初めてギターなしのピアノ伴奏だけで披露。「緊張する」と話しながらも、二人のピュアなハーモニーが会場を包み込みむ。歌い終わりで拍手喝采が起こると、緊張も解けホッとした様子の二人。

続いての「ぎふと」では、カホンやウッドベースが加わったアコースティックバンドセットで演奏。MCで田中は「今年は本当に雨に悩まされ続けて…」と話し、出演予定だった逗子海岸でのOTODAMA公演が台風で中止なった事や、「ひだりむね」のミュージックビデオの撮影が、雨で学校の屋上から体育館に変更になったことを明かした。

「だるまさんがころんだ」「かぜいろのめろでぃー」に続いて、新曲「おたまじゃくし」を披露。小気味よいビートとリズムで次第にテンションがあがる。

そのテンションのまま、会場を2つに分け田中vs高田のコールアンドレスポンス合戦。田中チームは「セイ!おたまじゃくし!」をコール、田中は「ちょっと文字多くて…」と照れ笑い。一方、高田は今回の公演にちなんで「セイ!横須賀!」とあおる。勝敗は仲良く引き分けに。

続いてファンキーな「いーでぃーえむ」では、総立ちで田中の歌詞に合わせて「カモン!」「ヘイ!」「ソイ!」の掛け声でさらに会場はヒートアップ。ノリノリのロックナンバー「てぃーけーじー」では、曲間に高田が魚の被り物をかぶり客席に卵を配るパフォーマンス。

ここからステージにカメさんやドジョウさんなどの池の仲間が集まったIKE☆IKEダンサーズが登場し、軽快なダンスで花を添えながら「ふうせんはなび」「はじまるきせつ」を立て続けに歌い上げ、客席もさらにノリノリに。

最後は、初ワンマンから二人で初めて作りあげたという新曲「おもいでくれよん」を初披露。二人が“菌活”を通しての思い出を詰め込んだというこの曲に、自然に手拍子が沸き起こり暖かな雰囲気に包まれる中、二人はステージを後にした。

■サプライズの忘年会開催発表に田中&高田も驚き

大きな拍手で2人を迎えたアンコールでは、さくらしめじとして初めて演奏した「さんきゅう」を熱唱。さくらしめじの想いが詰まったこの曲に、会場も聴き入っていた。

演奏直後、二人も知らなかったという告知がスクリーンに映し出され、「聞いてないよー」とビックリした様子で映像に見入る二人。映像では、昨年二人が公言して実現したことを発表。高田が身長を伸ばしたこと、田中が曲を作った事が紹介され、喜ぶ二人。

さらにスクリーンに「3つめは…」と表示され昨年2015年12月29日にライブを行った東京・IMA HALLで「またここでライブしたい」と語る場面のVTRが流され驚く二人。そしてスクリーンに2016年12月29日に同会場でのファンイベントの開催決定がサプライズ発表され、驚きの声とガッツポーズで喜ぶ二人に、会場からも温かい拍手と声援が贈られる。

アンコール最後の「みちくさこうしんきょく」では、バンド・IKE☆IKEダンサーズも再登場し、さくらしめじも客席も元気よく盛り上がり、今日の2時間に渡るライブの最後を楽しんでいた。

デビューして2年、さくらしめじの確かな成長が表現された今回のワンマンライブ。さくらしめじの二人にとっても、集まった“きのこりあん”にとっても、忘れられない1日となったようだ。

■さくらしめじ秋のワンマンライブ「おたまじゃくしの宴」 セットリスト(2016年10月9日 横須賀芸術劇場)

M-01:いくじなし
M-02:せきがえのかみさま
M-03:ひだりむね
M-04:まよなかぴくにっく
M-05:きみでした
M-06:またたび
M-07:きのうのゆめ
M-08:あの紙ヒコーキくもり空わって(※オリジナルアーティスト:19)
M-09:元気を出して(※オリジナルアーティスト:竹内まりや)
M-10:ぎふと
M-11:だるまさんがころんだ
M-12:かぜいろのめろでぃー
M-13:おたまじゃくし
M-14:いーでぃーえむ
M-15:てぃーけーじー
M-16:ふうせんはなび
M-17:はじまるきせつ
M-18:おもいでくれよん
<アンコール>
M-19:さんきゅう
M-20:みちくさこうしんきょく

■「さくらしめじ ニッポン列島 菌活の旅 〜 広げよう“きのこの輪(フェアリーリング)"〜」

2016年11月03日(木・祝)  山梨
2016年11月13日(日)  北海道
2016年11月27日(日)  東京
※詳しくは後日発表予定です。

■さくらしめじの忘年会「きのこりあんの集いvol.1」

≪日時≫2016年12月29日(木)
【第1部】開場14:30/開演15:00
【第2部】開場17:30/開演18:00
≪会場≫光が丘IMAホール(東京都)
≪料金≫全席指定4,500円 ※3歳以上チケット必要

さくらしめじオフィシャルサイト
http://sakurashimeji.com