フジテレビ系列で10月8日(土)よる9時から放送された土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’16 秋の特別編」では、成宮寛貴が主演を務める「貼られる!」を含むオムニバスドラマ4作品と、日本マイクロソフト株式会社が開発する女子高生AI(人工知能)「りんな」が出演する1本のショートドラマ「ずっとトモダチ」が放送された。

成宮寛貴(なりみや ひろき)が主演をつとめる「貼られる!」は、オムニバスドラマ2本目に登場。他人からのレッテルが見えるようになったエリート銀行員が、そのレッテルに振り回され、苦悩し、乗り越えようとする物語が描かれた。共演者には、半田愛奈(あいな) 役、三倉茉奈。半田辰夫 役、渡辺哲など。

世にも奇妙なストーリー:主人公は他人にレッテルを貼る嫌味なエリートバンカー

主人公は、椎名毅(成宮寛貴)。TOHTO OCEAN BANK丸の内支店融資課主任のエリートバンカー。椎名は、自信家で部下にレッテルを貼ってまわるような嫌味な性格だ。
ある日、椎名は、半田運送 半田辰夫社長(渡辺哲)と面談する。半田運送の従業員や娘の半田愛奈(三倉茉奈)らが見守る中、土下座をしつつ必死に融資を求める半田に対し、椎名は”憐れな男だ”というレッテルを貼り、その場はとりなして引き上げる。
融資課は、部下の日下部篤弘が担当していた融資で目標を達成し沸いていた。そんな時、椎名に半田からの電話が鳴る。椎名は淡々と融資を断り、一方的に電話を切る。以後、半田からの電話は無視する。

体に貼りついたシールはレッテルであり、行動によって内容や色が変化するものだった!

帰りのタクシー。いつもより多い運賃を請求する運転手に椎名は、”小銭稼ぎドライバー”とのレッテルを貼る。椎名は、ふと、右胸に赤で縁取られたシールが貼られていることに気付く。シールはどうやっても剥がれない。また、シールは他人からは見えないものだった。
会議で、日下部が半田運送への融資の再検討を提言するが、椎名は却下する。その時、椎名に赤いシールが次々と付着する。椎名は、シールが自分に向けられたレッテルであることに気付く。

飲み会で椎名が自分に貼られたレッテルについてキレると、”怒鳴る上司” などとレッテルが変化する。また、会計の際、椎名が払うと言うと、”太っ腹な先輩” などと、今度は青で縁取られた良いレッテルに変化する。以後、椎名は、青いレッテルを求めて行動をするようになる。
そんな時、半田が銀行に乗り込んできて椎名に融資の直談判をする。椎名は冷淡な対応をするが、周囲からのレッテルが赤に変化していることに気付くと、一転、融資を見直すことを約束する。

赤いレッテルに苦しみ人間不信に陥ったとき、ふと黒いレッテルに気づく

半田運送への融資が決定する一方で、日下部が担当していた融資先が不当たりを出し、椎名が責任を取らされることになる。上司も部下も、上辺は同情的な態度をとるが、椎名に貼られたレッテルは赤く真逆の内容のモノであり、椎名は誰も信じられなくなる。
椎名は銀行を退職。転職も失敗し続け、店員のバイトで暮らす日々となる。アパートの自室で赤いレッテルだらけの姿を見て思い悩むが、ふと、半田のレッテルの縁が黒くなり、文字が消えているのに気付く。

レッテルを気にしないで生きていこうと決めるが、娘のレッテルが気になり始め、再びレッテルを気にする日々へと戻る

椎名が、半田運送を訪れる。半田は3か月前に亡くなっていた。椎名は、愛奈に土下座し謝罪する。愛奈は、「父さんの恩人だ」という半田の言葉を伝える。涙を流す椎名。涙が半田のレッテルに落ちた時、椎名の体に貼り付いていたレッテルが全て剥がれる。椎名は、この日を境にレッテルが見えなくなる。
椎名は、愛奈と結婚。娘 まり ができる。椎名は、レッテルを気にしないで、ささやかな幸せを守って行くと心に決める。
しかし、まり のおねだりに、椎名が我慢するよう諭すと、椎名の背中に再び赤いレッテルが飛んでくる。それに気づいた椎名が、まり に、欲しいものは何でも買ってあげると言うと、背中に貼られたレッテルが青に変化する。

映像表現など:成宮寛貴ファン必見のシャワーシーン、壁ドンも!

通常見えないレッテルを映像で表現する際にシールが用いられ、物語の変化に合わせ、周囲からのレッテルが細かく変化するなど細部に拘った作りになっています。映像を一時停止し、ひとつひとつ確認するのも一興です。また、最初にレッテルの仕様に気づく場面で成宮寛貴のシャワーシーン。椎名が日下部に、本当は自分のことをどう思っているかを問いただす場面で成宮寛貴の壁ドンの演出がなされており、成宮寛貴ファン必見の内容となっています! さらに、特に終盤、椎名が周囲からの赤いレッテルに押しつぶされ、愛奈が伝えた半田の言葉に救われる場面、成宮寛貴の演技に注目です。物語に自然と引き込まれ、涙なしでは見ていられません!!

原案:HERO「レッテルのある教室」「7と嘘吐きオンライン HERO個人作品集」

本作を見て、その原案である、HERO「レッテルのある教室」「7と嘘吐きオンライン HERO個人作品集」(ガンガンコミックスONLINE/スクウェア・エニックス刊)を読みたくなったという声も多く聞かれます。「レッテルのある教室」では、自分の背中や他人の背中に貼られている紙(レッテル)が見えることで苦悩する女子高生が描かれます。果たして女子高生はどのような結論にたどり着くのか。現在、公式サイト「ガンガンコミックスONLINE」にて無料公開されていますので、本作品と合わせて是非ご一読ください!!

世にも奇妙な物語'16 秋の特別編 公式サイト(http://www.fujitv.co.jp/kimyo/)