武井咲主演、NHK土曜時代劇「忠臣蔵の恋〜四十八人目の忠臣〜」。10月8日(土)午後6時10分に放送された第3話では、きよの縁談はひとまず延期となったが、赤穂藩には危機が訪れようとしていた。

赤穂藩浅野家藩主の内匠頭は、殿中で吉良上野介に対して刃傷沙汰を起こし、即日切腹、浅野家は断絶となった。一方の吉良は何のお咎めもなし。これに不満を抱いた藩の浪士たち47人が吉良邸へ討ち入り、本懐を遂げる。忠臣蔵として知られる赤穂浪士の討ち入り事件である。その事件の陰で、ひとりの女性が48人目の忠臣として活動していた??。

第2話では、きよ(武井咲)は国元から一年ぶりに帰ってきた磯貝十郎左衛門(福士誠治)と再会し、将来の結婚を誓い合った。しかし、きよに思いがけず縁談話が持ち込まれる。困ったきよは策をめぐらした。

きよの縁談は、阿久利の計らいで延期に

皆既日食。そして赤穂城門前の松の倒壊。それらの出来事は、赤穂藩の行く末を暗示しているのか……。城内は重苦しい空気に包まれていた。さらに藩主の浅野内匠頭長矩(今井翼)は、性格・価値観がまったく違う弟の婚礼の支度で、ストレスを溜めており、それはたびたび持病の発作という形で露見していた。

内匠頭の正室・阿久利(田中麗奈)も、内匠頭の体調不良、弟との諍いに心を痛めている。きよは、そんな阿久利に自らの縁談の延期のために力を貸してくれないかと申し出ていた。阿久利に仕えるようになってまだ時が短く、まだそばで仕えていたいから。そう理由をつけて。阿久利はきよの申し出を受け入れ、縁談のまとめ役・仙桂尼(三田佳子)にあてて、縁談延期申し入れの文を書く。

阿久利に仕えていたい。それは本心だった。しかしもとはといえば十郎左衛門との恋を成就させたいという気持ちからの方便であった。きよは罪悪感にさいなまれる。阿久利の文を受け取った仙桂尼は、縁談延期を受け入れるとともに、きよに忠義について説く。

きよは十郎左衛門に、縁談が持ち込まれたこと、延期になったことを話す。縁談話が気が気でなかった十郎左衛門はほっとした表情を浮かべ、頃合いをみて殿から結婚の許しを得ると告げる。

内匠頭の前に、吉良上野介が現れる

その頃、内匠頭は朝廷からの使いを接待する勅使饗応役の準備に奔走していた。予算は700両。しかしその額は前回1200両と比べて、あまりに少なかった。筆頭家老の大石内蔵助(石丸幹二)はその額を聞いて表情を曇らす。

もう一人、その金額を聞き表情を変えた男がいた。指南役の吉良上野介(伊武雅刀)だった。額を問われた内匠頭は質素堅実に努めるよう申し渡されていることを理由にあげたが、吉良は言葉を額面通り受け取った内匠頭を、傲岸不遜な態度で非難した。

ここに忠臣蔵の幕が開く。

伊武雅刀と今井翼が火花を散らす!

いよいよ忠臣蔵のドラマが動き出す。伊武雅刀演じる吉良上野介は、「傲岸不遜」がぴったりくる嫌味なジジイだ。一方の内匠頭は生真面目なだけに、吉良の意地悪をかわすことができず、正面から受け止めてしまう。ふたりを対比すれば、蛇ににらまれた蛙、または猫と鼠か。刃傷沙汰はいうなれば窮鼠猫を噛むだろうか。次回、伊武雅刀と今井翼ふたりの演技、やりとりを楽しみにしたい。

次回第4話は、10月15日(土)午後6時10分より放送

浅野内匠頭はついに刃傷沙汰を起こす。すぐに切腹となり、赤穂藩は大混乱に陥る。藩の危機にあって十郎左衛門はきよに結婚話はなかったこにしてくれと言う。十郎左衛門の覚悟は決まっていたのだ。次回第4話は、NHK総合で10月15日(土)午後6時10分より放送される。

NHK土曜時代劇「忠臣蔵の恋〜四十八人目の忠臣〜」 公式サイト(http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/chu-koi/)