武井咲主演、NHK土曜時代劇「忠臣蔵の恋〜四十八人目の忠臣〜」。12月24日(土)午後6時10分に放送された第13話では、47名の赤穂浪士がついに吉良の首をとり、本懐を遂げた。そのとき、きよの胸に去来したものは……。

赤穂藩浅野家藩主の内匠頭長矩は、殿中で吉良上野介に対して刃傷沙汰を起こし、即日切腹、浅野家は断絶となった。一方の吉良は何のお咎めもなし。これに不満を抱いた藩の浪士たち47人が吉良邸へ討ち入り、本懐を遂げる。忠臣蔵として知られる赤穂浪士の討ち入り事件である。その事件の陰で、ひとりの女性が48人目の忠臣として活動していた??。

第12話では、きよは浪士たちの最後の夜を見届け、さらに、せめてそばで見るためにと、討ち入りの現場に向かった。

赤穂浪士47名、吉良上野介の屋敷に討ち入る

元禄15年12月14日未明。本所の吉良屋敷に47名の浪士が集結した。大石内蔵助ら23名は表門から邸内に入る。大石主税率いる24名は裏門を破る。

門外にはきよの兄・勝田善左衛門(大東駿介)、叔父の佐藤條右衛門(皆川猿時)らが控える。討ち入りが上杉に伝わることがないよう、邸内からの使者を警戒している。きよが駆けつける。兄から早く戻れと言われるが、きよは聞く耳を持たない。瑶泉院(田中麗奈)から預かった48個のみかんのうちの1つを、脱盟したうえで不審な編み笠浪人と刺し違えた毛利小平太(泉澤祐希)のために、道端に置く。

浪士たちがついに本懐を遂げる

邸内で討ち入りの口上書が読み上げられる。騒然とする邸内。1時間ほど経過したあと、邸内は静まり返る。

瑶泉院は祈っている。手にした数珠がはらりと解け、散らばる。

邸内で笛が鳴る。吉良を見つけたという合図。すぐに、かちどきが聞こえる。

きよは複雑な気持ちでそれを聞く。上杉家での日々、奥方のことを思い出す。

門が開いた。大石内蔵助を先頭に浪士たちが出てくる。きよはみかんを配る。47個すべて行きわたる。礒貝十郎左衛門(福士誠治)は受け取ったみかんを、逡巡したすえ、きよに渡す。「どうか、息災で」。それが、きよと十郎左衛門が交わした最後の会話となる。

出兵をとどまる上杉家、その邸内では

夜明けとともに、一行は吉良の首を主君の墓前に捧げるべく、泉岳寺に向かう。討ち入りの噂を聞きつけた江戸の町民が沿道に次々と出てくる。無我夢中でその後を追いかけるきよ。十郎左衛門との思い出があふれてくる。「私はいずれ死出の旅に赴くことになる。なれど……」「そなたは生きよ、生きてくれ」。十郎左衛門の言葉をかみしめる。

上杉下屋敷。吉良の奥方・富子(風吹ジュン)は、吉良と富子の実子・上杉家当主の綱憲(柿澤勇人)から、討ち入りの報告を受け崩れ落ちる。兵を差し向けると息巻く綱憲を家臣が家の大事になると止める。父の恥辱も晴らせぬと沈む綱憲に「争いはさらなる遺恨を生むだけ、これでいいのです」と、富子が静かに声をかける。

きよは叔父の背中の上で慟哭する

泉岳寺の門前。途中道に迷ったきよが到着したころには、すでに誰もいなくなっていた。居合わせた叔父の條右衛門から浪士たちは大名家預かりになっていることを知らされる。それまで気丈にふるまっていたきよだが、堰を切ったように涙が止まらなくなる。

叔父が背中を差し向ける。「昔と同じように、おぶってやる」。拒否するきよをなかば強引におぶる。その背中のうえで、きよは慟哭する。

次回第14話は、1月14日(土)午後6時10分より放送

正月が明けても浪士たちの処分は決まっていなかった。きよは助命嘆願のつてを求めて動く。
第2章「大奥編」第14話は、NHK総合で1月14日(土)午後6時10分より放送される。

NHK土曜時代劇「忠臣蔵の恋〜四十八人目の忠臣〜」公式サイト
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/chu-koi/