2016年9月に公開され、配信リリースが待ち遠しい映画『怒り』は、渡辺謙をはじめ豪華なキャストも話題を呼んだ大ヒット作品です。原作は『悪人』の吉田修一で、監督は同作品を映画化した李相日。これだけの話題作となれば、映画館で見逃した方も、デジタル配信やDVDで是非チェックして頂きたいところ。そこで、あらすじや犯人を予習したい人のために、ネタバレを含んだ情報をご紹介します。

まずは映画『怒り』のあらすじチェック

夏のある日、東京都の八王子で夫婦が殺害される事件が起きます。現場には、夫婦の血液で書かれたと思われる「怒」の文字がありました。犯人として「山神一也」が候補に挙がりますが、彼は整形をして1年以上逃亡を続けています。

犯人を捜索していく中で、容疑者の山神一也がいる場所は東京・千葉・沖縄の3つに絞られます。これらの3つの場所には、それぞれ犯人候補と思われる男性が存在しています。映画『怒り』は、この山神一也と思われる男性3人を中心に動いていきます。

千葉県に住む愛子と田代は愛を貫けるのか

千葉県に住む槙洋平(渡辺謙)には、一般的な人より知能に不安のある愛子(宮崎あおい)という娘がいます。愛子を男手ひとつで大学まで育てますが、彼女は家出をして歌舞伎町の風俗店で働いてしまいます。

そんな愛子を無事に保護して暮らしている港町に戻ってきた後、洋平が働く漁協に田代哲也(松山ケンイチ)という青年がやって来ます。彼は洋平を通じて愛子と知り合い、2人は次第に惹かれあっていきます。しかし、田代は偽名を使っている上に履歴書にも不明瞭な点があり、愛子は次第に田代を山神ではないかと疑うようになります。愛子は田代のことを信じ切れず、警察に連絡してしまうのです。

東京に住む大西直人と藤田優馬の関係

東京では藤田優馬(妻夫木聡)の話に移ります。彼は同性愛者で、大西直人(綾野剛)に出会った後は彼を自宅に住まわせるようになります。お互いに同性愛者の2人は、自分のことについて深く語ろうとしませんでした。その中で、優馬の自宅にて窃盗事件が発生します。

直人は無職であると共に、素性の分からない男。優馬は次第に彼を疑い始め、さらに警察が捜し始めた「山神一也」を直人に重ねるようになります。優馬に疑われた直人は姿を消し、公園で死んでしまいました。彼は心臓病にかかっており、それが原因で離職することになっていたのでした。そんな直人の生い立ちを知った優馬は、言いようのない複雑な感情に包まれてしまいます。

犯人の山神は田中だった!

舞台は沖縄に移り、知念辰哉(佐久本宝)と小宮山泉(広瀬すず)が登場します。辰也は泉に恋心を抱いていますが、なかなか踏み切れずにいました。その島で2人は田中信吾(森山未來)に出会い、意気投合して酒を飲みます。

泉と辰哉は田中と別れて帰ることになります。辰哉は酔いつぶれてしまい、泉は彼を残して帰るのですが、その帰り道に米兵に襲われてしまいます。そのトラブルを解決したのは田中で、辰哉は彼を信用するようになります。ですが、田中が普段居ついている廃墟に泉と辰哉が向かうと、そこには「怒」の落書きがありました。その落書きをきっかけに、田中が山神一也であることがわかります。さらに、泉が襲われていたときにすぐ助けようとせず、襲われていた様子を眺めていたことも判明しました。

今回は映画『怒り』のネタバレを含んだ情報を紹介しました。山神一也を探す中で、他の人の人生にも大きな影響を与えていく様子が描かれています。人間ドラマに胸を打たれること間違いなしなので、劇場で見逃した方はもちろん、既にご覧になった方も犯人が分かったうえで観てみると、また違った見方ができるはずなので、デジタル配信やDVDがリリースされた際は、ぜひチェックしてみてくださいね。