全米でスマッシュヒットを記録したショッキングスリラー「ドント・ブリーズ」が日本でも公開され話題になっているが、ジャパニーズホラーだって負けてません。市川由衣や阿部寛、西田尚美が出演している映画『サイレン』は、2006年に上映されたホラー映画。同名のゲーム『サイレン2』をベースに製作されたことも話題を呼びましたが、独特の世界観が特徴です。今回は、ネタバレを含みながら映画『サイレン』をご紹介しましょう。

物語は謎の事件からはじまる

1976年、日本の夜美島で人が消える事件がありました。その島では土田圭(阿部寛)という人物が生き残り、彼は「サイレンが鳴ったら出てはいけない」という言葉を残しました。その事件から29年が経った2005年。天本由貴(市川由衣)は、父の天本真一(森本レオ)と弟の天本英夫(西山潤)、愛犬のオスメントと共に夜美島に移ることになります。

その島では英夫の治療をすることが目的でしたが、医師である南田豊(田中直樹)から「森の鉄塔に近づいてはならない」、「サイレンが鳴ったら外に出てはならない」という忠告を受けます。
島での生活が始まると、真一は島の調査を開始します。由貴がその取材メモを見ると、そこにはサイレンの定義や島民が犬を恐れる性質があることが書かれています。島の異様な雰囲気を感じつつ家に帰る由貴でしたが、父が帰って来ないまま夜を迎えました。

「サイレン」の秘密とは

父不在のままサイレンが鳴り始め、由貴は森の中に真一を探しに出ていきます。結局、発見することができないまま家に戻ったところ、真一が戻ってきていました。しかし、犬のオスメントは真一に吠え続けます。

次の日、家からオスメントが消えていたので、由貴は探しに向かいます。その先でビデオを発見しますが、真一が何者かに襲われて崖から落ちる場面が映っていました。また、真一のパソコンの中には「ロアノーク事件」や「マリー・セレスト号事件」の資料が含まれていました。さらに、夜美島に眠るセイレーンという人魚伝説や、伝染病の異国人を閉じ込めたことが判明します。ほかにも1976年の島民消失事件の真相と共に、生き残りである土田が自殺した事実についても知ります。

誰が「サイレン」を聞いているのか

島の秘密を知った由貴は、英夫を連れて島を脱出しようと行動します。その最中、島の人たちは気が狂ったような姿になって由貴たちに襲い掛かります。2人は船着き場までやって来ますが、身を隠すために鉄塔に向かうことになったのです。その鉄塔からはサイレンが鳴り響いており、由貴は何とか止めようとします。しかし、南田がそこにやってきて「サイレンは由貴にしか聞こえていない」と共に「英夫はすでに死んでいる」と言い放ちます。

由貴は、自分が精神的に問題を抱えており、自分の療養のために島にやって来たことを知ります。母の死後、英夫の母親代わりを務めていた由貴ですが、彼の死後に責任を感じて精神疾患になったのです。事実を知った由貴は、鉄塔から身を投げてしまいます。
目を覚ました由貴は、隣で南田と真一が話しているのを聞きます。その中で、土田も由貴と同じ症状で、自分の中でサイレンを聞き大量殺人を起こしてしまったことを知ります。そして、南田が由貴の持っていたノートと自分が持っていたノートを並べると、「4度目のサイレンで皆殺しにする」という文字が出てきます。その文字が出てくると共に、由貴は南田をナイフで刺してしまうのです。

今回は映画『サイレン』の情報をネタバレ込みでご紹介しました。ジャパニーズ・ホラーらしい演出やストーリーで繰り広げられる物語は一見の価値アリです。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。