2015年春アニメとして大人気の内に放送を終えたラノベ原作のアニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」。アニメ化が続くGA文庫とはいえ、「ダンまち」にはアニメ化される人気の秘密があるのです。

青い紐が全てを持っていった!?

主人公であるベル・クラネルの所属するファミリアが主神、ヘスティア様の装備する青い1本の紐にアニメファンは一瞬での目を奪われました。自他ともに認めるロリ巨乳であるヘスティア様の2つのふくらみを支え、持ち上げるかのような青い紐。ただの紐にこんな使い方があったとは!と思わずうならせる装備です。この青い紐の謎がネットで話題になり、なんと秋葉原で販売されたこの「紐」は1,000円という価格で販売されたにも関わらず完売したほどでした。ヘスティア様の神威のスゴさとイラストレーターのヤスダスズヒト氏の才能にただただ感服するばかりです。

努力する少年の成長記!

「ダンまち」は主人公ベル・クラネル(LV1)が、目標である剣姫アイズ・ヴァレンシュタイン(LV5)に近づこうと「憧れ」と「恋心」を燃料にひたすら強さを求めていく作品です。女の子と出会うために危険なダンジョンに挑戦するという不純極まりない理由で冒険を始めた少年は、ある意味純粋で純真な気持ちをバネにどんどんと強くなっていきます。まさにチート、まさに俺TUEEEな感じが厨二心、いや少年の心を熱くしてくれます。これでもかというくらいの速度で強くなっていくストーリー展開は、普通なら目も当てられませんが、「友情」、「努力」、「愛」という昔の少年漫画のような、身体を熱くする「熱血」さが「ダンまち」に引き込まれてしまう一つの要因です。

男ならハーレムを目指せ! 魅力的な女性キャラも見逃せない! 

ベル・クラネルは育ての親である祖父の言葉を胸に、男に生まれたからには英雄になる、そしてハーレムを目指す!という男子の素直な欲求をストレートに発言し行動しています。かといって下ネタに走る訳でもなく、純朴なままかわいい女の子との出会いを求めて行動しています。憧れの存在となったアイズ・ヴァレンシュタインに出会った後も、アイズへの想いは一途ながら無意識的に次々と女の子をたらし込んでいきます。主神ヘスティアを始め、美の女神フレイヤ、ギルドの冒険アドバイザーのエイナ、サポーターのリリ、酒場の看板娘シル、エルフの元冒険者リューなどなど種族を超越したモテっぷりです。

ダンジョン、レベル、ステータス、スキル、ゲーム的要素がてんこもり!

デジタルなゲーム世代にはたまらない、そのまんまなRPG要素が詰め込まれた『ダンまち』は燃えるものがありますね。レベルによる圧倒的な格差、魔法による派手なエフェクト、特殊スキルの発動がバトルを盛り上げます。強者には強者の、弱者には弱者の戦いがあり、その実力に見合った、時には限界を超える手に汗握るバトルが『ダンまち』の大きな魅力です。具体的に数値化されている世界だけに格差も明確で、その中で人並外れて急激に成長するベルの、気持ちが良いくらいのチートっぷりも見どころの一つでしょう。

異なる魅力のイラストレーションもお忘れなく! 外伝ソード・オラリトアの存在

本編の『ダンまち』と合わせて、剣姫アイズを主人公とした外伝の存在も忘れてはいけません。イラストレーターは『とある魔術の禁書目録』でおなじみの、はいむらきよたか氏です。アニメのキャラデザもはいむらテイストがかなり入ったかんじになっていますね。視点を変えた『ダンまち』の世界は、本編では明らかにならなかった裏事情や魅力的な世界観が垣間見えるのも魅力ですが、ベルが目指すべき”高見”を残酷に描き、アイズとの格差をより感じさせてくれるのも重要なポイントです。だからこそベルの成長を強く感じることができる相乗効果が生まれているといえます。こちらもアニメ化されれば面白いのですが、それは今後の展開次第ですね。

剣と魔法の世界を描く王道ファンタジーは、もう描き尽くされたと思われがちですが、爽快感と熱を感じる作品はいつの世にも通用するのでしょう。絶望的な状況にも屈しない魅力的なキャラクター達が物語を紡ぎ出し、読者は目が離せなくなる『ダンまち』は、ベルの憧れる英雄譚そのものなのです。アニメによる映像化は賛否ありますが、このすばらしい作品が広く知られたことは良かったと思います。アニメは気になるところで終わってしまったので、ぜひアニメ第2期でベルの更なる活躍を見たいですね!