Opera Softwareは1月12日(現地時間)、コンセプトWebブラウザー「Opera Neon(コードネーム)」をリリースしたことを、公式ブログで発表した。WindowsおよびmacOS版の無償ダウンロードが可能。

Opera Softwareは「Webの未来ビジョンを人々に示す」ことを念頭に、利用者がコンテンツに集中できることを主眼に置いたWebブラウザーである。Opera Neon利用時は画面右端に丸いアイコンがタブとして並び、従来のWebブラウザーと異なる印象を受けるだろう。画面左側にはサイドバーが存在し、動画プレーヤーや画像ギャラリー、ダウンロードマネージャーなどを備える。同社は今回のOpera Neonで実現した機能の一部を、現行のOperaにもフィードバックすると説明した。

Opera NeonはあくまでもコンセプトWebブラウザだが、将来のWebブラウザの未来図を示す存在である。Opera SoftwareはPCに限らず、スマートフォン用Webブラウザーなど多角的に動作する「Opera」をリリースし、PC向けWebサイトをモバイルデバイスでも閲覧可能にする独自技術「スモールスクリーン・レンダリング」や、利用者の利便性を高める「スピードダイヤル」など多くの機能を備えているが、Webブラウザーのシェアとして見ると、Google Chromeなどと比べると遠く及ばない。

また、Opera Softwareは2016年7月に中国系コンソーシアムに6億ドルで売却されており、同社へは新たなビジネスモデルの確立が求められている。新たなWebブラウザー業界への挑戦が、これまでにないユーザー体験を生み出し、ビジネスソリューションにつながる可能性に注目が集まる。

阿久津良和(Cactus)