文化庁は9月21日、2015年度「国語に関する世論調査」の結果の結果を発表した。調査は2015年2月〜3月、全国16歳以上の男女を対象に行われ、1,959人の有効回答を得た。

○"ら抜き"言葉が増えている?

普通使う言い方を聞いたところ、「今年は初日の出が見られた/見れた」の例文で「見れた」(48.4%)が「見られた」(44.6%)を、「早く出られる/出れる?」の例文で「出れる」(45.1%)が「出られる」(44.3%)を今回の調査で初めて上回った。「見れた」や「出れる」といった言い方は、"ら抜き"言葉としてこれまで共通語においては誤りとされていた。

調査では、"さ入れ"言葉といわれる「明日は休まさせていただきます」「今日はこれで帰らさせてください」「担当の者を伺わさせます」、"やる/あげる"の表現「植木に水をやる/あげる」についても聞いている。

○慣用句、本来の意味は?

また、慣用句について意味を尋ねると、「確信犯」は本来の意味(政治的・宗教的等の信念に基づいて正しいと信じてなされる行為・犯罪又はその行為を行う人)とは違うとされる意味(悪いことであると分かっていながらなされる行為・犯罪又はその行為を行う人)が多く選択された。

そのほか過去の調査と比較して、本来の意味ではない方を選択した割合が「奇特」でも5ポイント増加。一方、「琴線に触れる」では4ポイント減少している。