Apache CouchDBプロジェクトは9月20日(米国時間)、「The Apache CouchDB development community is proud to announce the immediate availability of version 2.0」において、CouchDBの最新版となる「CouchDB 2.0」の公開を伝えた。この新しいメジャーバージョンは1.x系と99%の後方互換性を持っており、これまで動作していたほとんどのアプリケーションがそのまま動作するとされている。

「CouchDB 2.0」で最も注目される新機能はクラスタリングがネイティブサポートされた点。CouchDBのクラスタリング対応はAmazon.comのCTOを務めるWerner Vogels氏が2007年に発表したこの論文「Amazon's Dynamo|All Things Distributed|Werner Vogels' weblog on building scalable and robust distributed systems」に基づいている。開発そのものはCloudantおよびIBMによってBigCouchプロジェクトとして実施されており、成果物はすでにCouchDBに取り込まれている。

「CouchDB 2.0」で実現されたクラスタリングの機能を利用することで、複数のCouchDBインスタンスを集めて単一のCouchDBのように振る舞わせることができる。大容量に加え、高いパフォーマンスとフォールトトレランスも実現でき、データセンターに大量のCouchDBインスタンスを配置して大規模データベースを構築することが可能になる。