15日にかけ厳しい冷え込みが予想されることから佐世保市水道局が防災行政無線や広報紙で市民に水道管の防寒対策を呼び掛けている。1年前の記録的な寒波で起こった給水管の破裂による大規模断水を教訓に「空き家」の止水対応などの対策を強化している。  昨年1月の寒波では各家庭の給水管凍結により破裂・漏水が約4千件発生し、市内配水池の水位が通常より一気に低下。最大約7200世帯が断水など影響を受けた。「空き家」での漏水は190件あったが発見が遅れがちで、水位低下に一定影響したとみられる。  そこで市水道局は、給水契約中止後1年経過しても入居がない家屋の止水方針を決定。水道メーターの検針で定期的に回る検針員が昨年8月から確認作業を始め、同11月までに約3千軒で止水栓を閉める措置を完了した。  災害時の速やかな復旧対応に備え、市水道事業サービス協会、佐世保管工事協同組合とそれぞれ緊急支援業務協定も結んだ。  事前の周知広報では、市水道局のホームページに加え、昨年12月には広報紙「水道局だより」で給水管の保温方法など防寒対策を特集して世帯配布。防災行政無線や市消防局の電子メールでの災害情報配信サービスも活用し、市民に注意を呼び掛けている。  市水道局は「被害を出さないためには各家庭の防寒対策が必要。協力をお願いしたい」としている。