年齢とともに膝や腰など体の節々が痛む、という方も多いのではないでしょうか?特に膝の痛みはつらいですよね。膝の痛みにはグルコサミンが効く、という話をよく聞きます。実際にサプリメントなどを飲んでいる方もいるのでは?しかし、グルコサミンの効用を勘違いしているかもしれません。そこでグルコサミンの正しい知識と、膝の痛みの解消法をご紹介します。

■ グルコサミンの間違った認識

◎ 勘違い認識1:【関節の痛みを和らげる】は間違い!?

グルコサミンの働きは、あくまですり減ったクッション(軟骨)の補充することなので、そもそも【辛い痛み】をすぐ和らげたりすることではありません。つまり『すぐどうにかしたい痛みを素早く改善する』という目的を果たすには、グルコサミンを摂取するだけでは難しかったんですね。グルコサミンが流行ったときに試してみたものの効果をあまり感じられない…といった人も多かったのでは?

◎ 勘違い認識2:【関節痛の正体=クッションのすり減り】は間違い!?

関節痛の正体は関節のクッションのすり減りではなく、軟骨がすり減ることによって骨同士がぶつかっておこる「炎症」なんだそうです。つまり、すり減った軟骨自体が痛みの発生源ではなく、炎症の起きた部分が痛みの原因だったのです。

■ グルコサミンだと痛みに効果が出るまで時間がかかったりする理由

膝が痛いときの対策として、グルコサミンやコンドロイチンなどが挙げられることがありますが、それらは関節のクッションである軟骨を徐々に時間をかけて補充していくものなので、痛みの改善まで時間がかかってしまいます。先ほども説明したとおり、軟骨のすり減りそのものが「痛み」の直接の原因ではありません。つまり『クッションの補修』をしてもすぐに痛みは消えないのです。痛みを消すには、痛みの原因である炎症を抑えることなのです。グルコサミンが良くないというわけではなく、グルコサミンの働きで期待出来るのはあくまで『クッションの補充』で『痛みを直接取る』ということではないんです。もし期待が持てるとすれば、擦り減ったクッションが補充され、状態が良くなったとき。つまり関節のクッションの状態が良くなるまで時間を要するということです。『グルコサミンを試したが効かない』と感じる人がいる理由はそこにあったんですね。

■ 痛みに直接働きかける成分でおすすめは「オオイタドリ」!

>イタドリ(虎杖、痛取)とは、タデ科の多年生植物。別名は、スカンポ、イタンポ、ドングイ、スッポン、ゴンパチ、エッタン。ただし、スイバをスカンポと呼ぶ地方もある(茎を折るとポコッと音が鳴り、食べると酸味があることから)。引用元:Wikipedia

また、若葉を揉んで擦り傷などで出血した個所に当てると止血のサポートに役立ったり、痛みにも働きかけ和らぐサポートをしてくれるとされています。これが「イタドリ(痛取)」という和名の由来のようですね。古来からアイヌ民族が怪我や骨折をした際に使用してきた野草だそうで、最近、痛みに働きかける成分として注目され、健康食品などにも使われることがあるようです。

■ グルコサミンの正しい認識

グルコサミンの働きで期待出来るのは『痛み』ではなく『すり減ったクッションを補充する』こと。痛みに直接働きかける成分ではありませんが、クッションを補充してくれる役割はあるので、関節の動きの悩みの根本を改善するにはムダなものとはいえません。長期的に考えてグルコサミンですり減ったクッションを補充するとして、すぐにどうにかしたい痛みを改善するには、まずクッションを補充するのではなく、痛みに直接働きかける成分を摂取する必要があるのです。おすすめはグルコサミンとイタドリ、両方の成分が入ったサプリメント。別々で摂るよりも2つの成分を一緒に取れたほうが効率がいいですからね。

■ 原因をしっかり見極めよう!

膝の痛みを取りたい…そんなときは『軟骨を補う成分』を摂取してもすぐに痛みは引かないですからね。もちろん時間をかければ効果はあると思いますが、すぐに痛みを取りたい場合は炎症の痛みを和らげる成分を摂取することが必要です。痛みの原因である炎症を抑える成分とすり減った軟骨を修復する成分。この組み合わせが肝だということしっかり覚えておきましょう。

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(著:nanapiユーザー・おかもとのけん 編集:nanapi編集部)