鏡を見て、自慢の黒髪の中に白髪を発見すると誰しもショックを受けるものです。「白髪が生えるなんて、私もおばさんの仲間入りかも…」と気分が凹んでしまいます。でも、ひとりで悩まないで。ちょっとした生活習慣の改善で白髪の発生を防止することができるんです。これ以上白髪を増やさず、若々しい黒髪をキープするために、白髪を防ぐ生活習慣を頭に入れておきましょう。

■ 白髪ができるメカニズムとは?

まず最初に、どういう仕組みで白髪が発生するのかを知っておきましょう。毛根にはメラノサイトという細胞があり、この細胞がチロシナーゼという酵素の働きを受けることによって、メラニンという黒色色素を生み出します。メラノサイトが作り出したメラニンが、髪が新しく作られる過程で髪の中に入り込み、黒い髪が生えてくるという仕組みです。何らかの原因でメラノサイトが正常に働かなかったり、色素を作るチロシナーゼが足りなくなったりした時に、白髪が発生してしまいます。

■ 白髪を作るNG習慣を見直そう

メラノサイトの働きを阻害したり、チロシナーゼが不足してしまう原因はさまざまですが、生活習慣によるものが多くを占めています。白髪ができやすいNG習慣をご紹介するので、心当たりのある方は生活習慣の見直しをしてみましょう。

◎ 栄養不足

髪を黒くする仕組みを正常に保つには、色々な栄養素が必要です。過度なダイエットや偏食によって、現代の女性は知らず知らずのうちにこれらの栄養が不足している人が少なくありません。昔から「ワカメは髪にいい」といいますが、ワカメをはじめとする海藻類には、メラノサイトの働きを活性化させてくれるヨードという成分が豊富に含まれています。また、チーズやカツオ・マグロなども髪に良い食材。メラニンを作るために必要なチロシナーゼをたくさん摂取することができます。偏食はNG。海藻や乳製品を中心に、たくさんの食材をバランスよくとれる食事を心がけましょう。

◎ 睡眠不足

人間の身体は、起きているうちは活動に専念し、寝ている間に身体のメンテナンスを行うと言われています。きちんと睡眠を取っていれば、その間に頭皮はきちんと健康な髪を生成することができますが、慢性的に睡眠が不足しているとそうはいきません。睡眠不足は、白髪が発生してしまうだけでなく、抜け毛や薄毛の原因にもつながってしまいます。夜更かしはNG。出来る限り早寝早起きのリズムを身につけ、ぐっすりと眠れる環境を整えましょう。

◎ 髪を無理に抜く習慣

髪に黒い色素をつけるためには、毛穴の内部の働きが重要。ピョコンと飛び出た毛が気になるからといって、無理に引き抜くクセがある方や、ポニーテールなど髪を引っ張る髪型で毎日過ごしている方は要注意です。生えている髪の毛を無理に抜くと、毛穴に深刻なダメージを与えてしまいます。再び新しい髪を作る時にメラノサイトをうまく再生できず、黒髪を作ることができない毛穴になってしまうこともあるのです。毛を抜くクセはNG。抜かずにハサミで切るようにしましょう。キツい結い方のヘアスタイルで毎日過ごすのはNG。結う位置を時々変えたり、ゆるく結うようにしましょう。

◎ 喫煙

タバコは、毛細血管を収縮させ、身体の端々の血の巡りを悪くさせる副作用があります。健やかな新しい髪を生成したり、メラノサイトがきちんとメラニンを作ったりするためには、毛根の毛細血管の血流が欠かせません。タバコはNG。禁煙や減煙を心がけましょう。

◎ ストレス過多

身体は、「交感神経」と「副交感神経」という2種類の神経が程よいバランスを保って、緊張したりリラックスしたりを繰り返しています。髪の根元の毛細血管に十分な血液を供給して、メラノサイトの正常な働きを守ってくれるのは「副交感神経」の作用です。ストレスが多い状態がずっと続くと、「交感神経」ばかりが優勢となり、「副交感神経」がうまく働くことができず、結果的に健康な髪の生成が阻害されてしまいます。ストレスのためすぎはNG。多忙な生活の中でも、リラックスするための時間を意識的に設けましょう。

■ 毎日の心がけで、いつまでも自慢の黒髪に

黒々とした豊かな髪は、女性の美の象徴とも言えます。いつまでも若々しい黒髪を保つためには、髪に必要な栄養素を欠かさずとり、頭皮の毛細血管の血流を良く保つことが肝心です。全てのNG習慣を一度に見直すことは大変かもしれませんが、出来ることから少しずつ、髪のために良い生活習慣を心がけていきたいものですね。

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(著&編集:LiRu編集部)