秋の味覚といえば松茸と栗がすぐに出てきますが、栗といえばどうしても気になってしまうのが虫食いです。栗拾いでたくさん獲れても、栗のほとんどに虫食いの穴が空いていたらせっかく楽しかった思い出も一気に興ざめです。人間が大好きなように虫も栗が大好きなのでしょう。そんな栗拾いのときに虫食いのない栗を見ただけで、あるいは触っただけでわかれば便利ですね。今回はそんな虫食いの栗を見分ける方法を調べてみました。

■ 秋の味覚の代表選手といったら栗!

秋の味覚、食欲の秋で私たちの胃袋を満たしてくれるのはやはり栗でしょう。たくさんの味覚がある中で栗はたくさん手に入るので量の面、コストの面を見ても、そしておいしさの面からも秋の味覚の代表選手です。松茸は価格の面で手が出にくいですからね。茹でた栗だけでなく、栗ごはんや栗きんとんなどもおいしいですよね。スイーツなどに使う人も多いのは?

■ おいしい栗にも落とし穴が

栗といえば実を包んているイガイガでしょう。栗が外敵から身を守るためなので仕方がないのですが、栗を食べたい私たちからするとなんとも邪魔なもの。しかし、さらに厄介なのが栗の中にいる虫。栗の虫食いの率は思ったよりも高いのです。穴が空いているのかどうかを確認すれば?という意見はもっともなのですが、穴がなくて大丈夫だと思って持ち帰って数日したら穴が開いて中から虫が出てきたということもあります。実はこれ、外側に虫がついていて穴を開けて入ってきたわけではないのです。

■ 栗の中に最初からいる

実はこの虫、栗の中に産み付けられた卵からふ化したものだったのです。卵はパッと見てはわからないような小さな穴から産み付けられています。なので、しっかりチェックして穴が開いてなくても、中ではしっかり幼虫がふ化している可能性があるということですね。つまり、虫がいたとしても収穫時には虫がいるのか判断できないということです。どれだけ入念に穴が開いていないかチェックしても防げなかったのです。もちろん、収穫時にすでに穴が開いているものもあるので、まったくの無駄だというわけではありません。

■ 見分けるにはどうしたら?

◎ 水につける

穴が開いていない栗をまずは水につけます。虫が中でふ化して実を食べていたら軽くなって浮いてくるのでそれを排除しましょう。沈んでいる栗を食べたらいいというわけですね。ただ、水に沈むからといって、卵が産み付けられていないというわけではありません。実は自然の栗の7割から9割は卵が産み付けられているそうなのです。水に沈むものも、まだ卵から幼虫がふ化していない状態なだけかもしれないということです。農家が管理して作った栗であれば、虫がつかないようにしているので卵を産み付けられている可能性はかなり低いです。

◎ 加熱処理すればOK!

じゃあそれはどうしたら……と思うかもしれませんが、解決策は簡単。ふ化する前に加熱調理して食べてしまえばいいのです。これまで栗を食べて食中被害が出ていないことからもわかるように、しっかり加熱していれば食べても問題ありません。水に沈むことを確認したら、すぐに加熱して食べるようにしましょう。長く置いておくほど卵がふ化してしまう可能性が高まるので、買ったり拾ったりしたらなるべく早く調理をするのが大事です。

■ 秋の味覚を楽しもう!

自然の栗のほとんどに虫の卵が産み付けられているというのは衝撃でしたよね。虫の卵が入っているかも……なんて考えると食欲が失せてしまうかもしれませんが、普段は鳥や魚の卵を食べています。虫の卵も同じものだと思えば大丈夫なはずです。これまでも問題なかったように、少なくとも加熱調理をしていれば大丈夫です。安心して秋の味覚を楽しみましょう。

(image by 写真AC)
(著:nanapiユーザー・tamucan 編集:nanapi編集部)