宮崎と鹿児島の県境にある霧島連山のえびの高原の硫黄山周辺について、気象庁は、噴火の兆候が認められなくなったとして、13日午後2時に火口周辺警報を解除し、噴火警戒レベルを2から1に引き下げました。気象庁は引き続き火口周辺での火山ガスや火口内での噴気などの噴出に注意するよう呼びかけています。

霧島連山のえびの高原の硫黄山周辺では、先月12日に火山性地震が70回観測され、気象庁は「火山活動が高まり小規模な噴火が発生するおそれがある」として火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル1から「火口周辺規制」を示す2に引き上げました。

気象庁によりますと、その後は火山性地震が1日に5回以下と少ない状態が続き、地下の熱水や火山ガスの動きを示すと考えられる火山性微動も先月13日以降は観測されていないということです。また、先月16日以降は山体の隆起を示す地盤の変動も観測されていないうえ、一時は100メートル以上の高さまで上がっていた噴気も今月は30メートルほどにとどまっているということです。

このため気象庁は、噴火の兆候は認められなくなったとして、13日午後2時に火口周辺警報を解除し、噴火警戒レベルをレベル2から「活火山であることに留意」の1に引き下げました。

気象庁は引き続き、火口周辺での火山ガスや火口内で突発的に起きる火山灰や噴気などの規模の小さな噴出に注意するよう呼びかけています。