ニッポン放送のプロ野球中継でおなじみの松本秀夫アナウンサー(55)が32年在籍した同局を3月末に退社する。21日放送のレギュラー番組「今夜もオトパラ!」(月〜金曜午後5時30分放送)で発表した。早期退職制度を利用して、フリーに転身するもので、4月以降も同局を中心に活動する。

 松本アナは番組中「私が入社したときは55歳が定年で、1つの区切りを迎えました。これからもニッポン放送に寄り添うような形で仕事を続けますが、少し枠からでるような形でウイングを広げようと思いました。私は子どももいないし、ローンもそんなにないので、(働けるのは)残り10年のつもりで精いっぱいやっていきます」などと報告した。

 松本アナは気さくな人柄で野球関係者の人望も厚く、同局スポーツ中継アナウンサーのエース格。シーズンオフにはバラエティー番組のメーンパーソナリティーも任されている。昨年出版した「熱闘!介護実況 私とオフクロの7年間」がベストセラーになるなど活動の幅を広げている。趣味の釣りは本格的で、フルマラソンにも挑戦する行動派だ。

 一方で酔って各地に忘れ物をするなど、おっちょこちょいぶりはリスナーにも知られている。この日も「どんこさん」というラジオネームを「のど○んこさん」と読み間違えて、数分後に謝罪する一幕があった。自分の進退を「重大発表」と銘打って発表する番組を、大胆な間違いで飾ってしまったが、リスナーには憎めないアナウンサーとして親しまれている。

 退社後は「イベントの企画にも興味があるので、いろんなことに挑戦したいです」と話している。