北関東は魅力がない――。こんな調査結果が公表された。

「ブランド総合研究所」が全国の3万372人にアンケートしたもので、各都道府県を「とても魅力的」「全く魅力的でない」など5段階で評価。その結果、最下位の47位は茨城県だった。以下、46位・栃木県、45位・群馬県の順で、北関東3県がワースト3という不名誉な結果である。

「調査対象者に各地域への『居住意欲度』『観光意欲度』『産品購入意欲度』についても答えてもらいましたが、3県とも弱い結果に終わました」(調査担当の安田儀氏)

 県民性に詳しい「ナンバーワン戦略研究所」代表の矢野新一氏によれば、北関東3県は東京の陰に隠れてきたという。

「東京が花の都として光り輝いているため、近隣の北関東は相対的に暗く見えるのです。とくに関西や九州など西側の人にとっては“東京に近いだけの日陰の県”といった印象。東北地方に接しているのも大きい。東北は雪国のイメージがあるが、北関東は雪が少なく没個性なのです」

 矢野氏によれば、3県とも行政が県のイメージアップに努めているが、肝心の県民が「うちらの県は地味だよね」と諦めぎみという。

「こうなったら『地味な県トリオ』などと銘打って3県が合同し、東京の百貨店で物産展をやるくらいの開き直りが必要です。スターバックスがないことをPRした鳥取県は自虐作戦で成功した。米国でも全州の人気調査が行われますが、最下位になると住民は喜んでいます。メディアに取り上げられて有名になるからです」(矢野新一氏)

 自治体のイメージ戦略も「ピンチはチャンス」ということか。