J2の東京Vが14日、都内の京王プラザホテルで新体制発表会見を開いた。

 02−03年にセルタを欧州チャンピオンズリーグに導くなど、スペインリーグで20年指揮を執った、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(59)は「伝統あるクラブ。最近のシーズンは、J2でかなり苦しんでいますが、率いることを誇りに思う。重要な仕事をするのに、ワクワクしています。サッカーで重要なのは守備で、対戦相手にとって、難しいチームになること。毎試合、ゲームを支配するチームになりたい」と、今季に向けて強い意欲を見せた。

 羽生英之社長(52)は、ロティーナ監督の招聘(しょうへい)について「私たちのやってきたことが正しいと確認するため、スペインの監督を迎えた。(16年)9月からコンタクトを続け、リスペクトできる関係を築けると判断し、指揮をお願いした」と説明。3日間、行った練習については「トレーニングは3日目だが、私たちが経験したことと違う。新鮮な驚きと楽しい変化がある」と評価した。

 竹本一彦GMは、ロティーナ監督と、トップチームコーチのイバン・パランコ・サンチアゴ氏について、あらためて紹介し、期待を口にした。

 竹本GM 監督はスペインで500試合近く経験し、スペイン国王杯優勝、欧州チャンピオンズリーグ出場の輝かしい経験の一方で(チームを降格させた)苦しい経験もしている。(東京Vを)いい方向に持っていってくれると期待している。イバンコーチは、37歳と若い。バルセロナの育成、普及で経験を積み、タイ、カタールでの指導経験もある。非常にモダンな日本人にあったサッカー観、プログラミングをしてくれるし、この3日でそうしてくれると信じている。昨年より上の成績を目指して進みたい。

 昨季はJ1昇格争いが出来る6位以内が目標だったが、現実は18位に沈んだ。今季の目標について、竹本GMは「できるだけ、上の順位。(今季は)プレーオフを争うところに目標を置きたい。自動昇格とかは、現実味がないかも知れないが、サポーターの思いは、やはり昇格」と断言。そのためにクリアすべき課題として「昨年は得点43、失点61…得失点差はマイナス18と、非常に残念な結果だった。失点を1試合1点…(年間の失点を)40点台に落とすのは当然。まず守備ありき」と、守備の構築を挙げた。【村上幸将】