<バドミントン:ヨネックス・オープン・ジャパン>◇第4日◇23日◇東京体育館◇女子シングルス準々決勝
 リオデジャネイロ五輪女子シングルス銅メダリストの奥原希望(21=日本ユニシス)が、山口茜(19=再春館製薬所)との「リオ五輪準々決勝再戦」に、11−21、21−23の0−2で敗れた。
 昨年の同大会で大ケガからの復帰優勝を飾り、リオでは日本人初の個人メダル獲得。リオの激戦から約1カ月で、再び勝利も期待されるホームの大舞台。「難しかったです、すごく。しんどかったです」。涙ぐんだ。
 走り続けた1年を終え「やっと区切りがつくので、東京五輪に向けて一からやっていきたい」と安堵(あんど)の表情も浮かべた。そして、国内だけでなく世界の舞台で目標とされる気持ちを明かした。
 「目標にされる立ち位置にいることはうれしいこと。ケガをしている時は向かっていく立場で必死だった。すごく自信になるし、うれしい。私も(1年前に)このヨネックス・オープンからスタートしてきて、(ロンドン大会の金、銀、銅選手が)メダリストと報道されていることを見てきた。私のメダリストとしての自覚とプライドを持たないといけないと思っています。4年後の東京で結果を出すために、しっかり五輪レースを勝っていきたい。背負っているものは降ろせないので、背負うものはしっかり全部背負っていきたい」。
 8度目の対戦で山口に初黒星を喫した奥原だが、悔しさと期待感が「半々ですね」と笑顔も見せた。「茜ちゃんはすごい選手。リオ五輪もそうだし、東京に向けて、ずっと切磋琢磨(せっさたくま)していく良きライバル。何度も何度も国内外含めて対戦機会が多くなる。いつかは負けると思っていたので、それが今日だった。全英オープンやリオ五輪にも一緒に参加して、自分のほうが結果がよくて、一緒に写真を撮ってくれた。今回は茜ちゃんが一番高い表彰台に立って、写真を撮りたいと思います。(大堀)彩が勝ったのもうれしい。日本チームとしても東京に向かって、いいスタートが切れているので、私も頑張りたい」。エースとしてバドミントン界を引っ張る強い覚悟を感じさせた。