<男子ゴルフ:ダイヤモンドカップ>◇第1日◇22日◇大阪・茨木CC西C(7320ヤード、パー70)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)
 小平智(27=Admiral)がショートゲームの充実を、首位発進につなげた。
 前半13番パー4で残り185ヤードの第2打を7番アイアンでピン前1メートルにつけるなど、本来のショットメーカーぶりを発揮してバーディーを7個奪う一方、アプローチもさえた。11、12番でいずれも花道から1・2メートル、50センチにつけ、3番でグリーン左ラフからOKに、7番でグリーン奥の逆目のラフからピンに寄せ、パーでしのいだ。
 「特によくなったのはバンカーショットです。谷口(徹)さんに『とてつもなくヘタ』と言われていたけど、今は怖くない。だからゴルフに余裕がある」
 例年4、5月ごろに見舞われる首痛に、今年も悩まされた。ドライバーなど長いクラブの練習がままならなかったが、それを逆手に取った。課題だったショートゲームを磨いた。「けがの功名ってやつですかね」としてやったりの表情を浮かべた。
 強い海外志向がある。そのためのターゲットは12月の米下部ツアー最終予選会。出場資格は10月23日最終日のブリヂストンオープン終了時点の賞金ランク5位以上になる。現在43位の小平は今大会を含む5試合で、約4547万円差を詰めないといけない。
 今季の男子ツアー競技数は国内で24戦。女子ツアーの38戦と比べ、シーズン前半は空き週が目立ったが、先週のANAオープンから12連戦が始まった。「ここまでモヤモヤ感はあったけど、焦りはなかった。成長しているし『いずれうまくいく』と思っていたので。大事なのは後半戦。ここからです」。体調も万全。V争いを重ね、海外へ。昨年の日本オープンを制した小平がいよいよ本格化してきた。