子育て中は頼れる祖父母が近くにいると心強いもの。スーパーに買い物に行く間、赤ちゃんを子守してもらったり、食事の準備中に離乳食を食べさせてもらったり。ちょっとしたことですが、大人の手があるとママはとても助かります。核家族化が進む中、平日の日中は赤ちゃんと二人きりで過ごすママが多く、「子育て」ならぬ「孤育て」と揶揄される現代の子育て事情。ママ一人で育児をこなさなくてもいい安心感は大きなものです。祖父母世代も、かわいい孫のお世話をすることで生きがいとなるなど、祖父母世代も親世代もお互いにメリットを享受できます。
しかしながら、子育ての世代間ギャップが思わぬ火種となる場合もあるのです。

 

■ 祖父母世代と親世代の子育てギャップとは?

世代間ギャップの1つとしてあげられるのは離乳食です。祖父母世代は大人が咀嚼したものを赤ちゃんに与え、大人と箸やスプーンを共有していました。一方、現在では大人の虫歯菌を赤ちゃんに移さないためにも、箸やスプーンを大人と共有するのは厳禁です。祖父母が使った箸で子どもに食事を与えようとし、親が慌ててそれを止める。祖父母はよかれと思ってやっており、自身のやり方を否定され複雑な気持ちになる。一方、親世代は子育ての新常識をわかってもらいたいと思う。そんなすれ違いを経験しているママも多いと思います。

 

■ 「祖父母手帳」をご存知でしょうか?

そんな世代間のギャップを知りそれを埋めるべく、さいたま市では祖父母手帳を発行しています。子育ての常識の昔と今を、イラストを交えてわかりやすく解説しています。昔と今の子育ての違いを、祖父母世代も親世代も認識することで、ギャップは埋めることができます。子育ての常識は猫の目のようにクルクル変わるものです。この祖父母手帳は、さいたま市民のみならず、さいたま市のホームページからPDFで閲覧可能なので、ぜひ参考にしてみてはいかがですか?
いかがでしょうか? 祖父母世代と親世代。かわいい赤ちゃんの健やかな成長が楽しみなのは、どの世代も一緒です。お互いの違いを認識して、お互いの領域や思いを大切にしながら、子どもの成長を見守れたらいいですよね。

[執筆:久保木 惠子(コーチ), 2016年10月15日]

 

【参考】
※1. さいたま市ホームページ「孫育てを応援!「祖父母手帳」をご利用ください」
※写真:PIXTA、本文とは関係ありません