豊後高田市は23日、映画やドラマ、CMなどのロケを誘致するため、「市フィルムコミッション」(会長・永松博文市長)を設立した。昭和の町や長崎鼻、田染荘など特色あるスポットを舞台にしてもらうため、制作サイドを支える受け皿を作った。市によると現在、交渉を進めている映画制作会社があり、今後、市をロケ地にした作品が実現するか注目される。

 ロケ地になるメリットは視聴者らに市の魅力をPRできる他、撮影スタッフの宿泊や飲食、機材費などを通して経済効果も見込める。作品がヒットすると、ロケ地に観光客を呼び込むこともできる。
 大規模な撮影ではロケ地の使用許可や宿泊・飲食先の確保などが必要となるため、フィルムコミッションが必要な調整や支援に取り組む。市によると県内では大分、宇佐、中津の3市が同様の組織をつくっている。県も昨年6月に県ロケツーリズム推進協議会を立ち上げた。
 23日、市役所で設立総会があり、市内の商工や観光などの関係者約20人が出席。受け入れ態勢として、出張して料理を提供する「ケータリング」や資機材、エキストラ、庶務の各部会を設置した。
 永松市長は「こちらから働き掛けることで注目してもらえるようだ。素晴らしい作品を作ってもらえるように頑張りたい」と話していた。