佐伯市の佐伯豊南高校工業技術科の2、3年生10人が国家資格「測量士補」の試験に合格した。測量業務に従事できる資格で、合格率はここ数年、20〜40%程度の難関。補習や自主学習が実を結んだ生徒たちは「自信がついた」と喜んでいる。

 測量士補は国交省国土地理院が所管。建築物や土木構造物を造る際、測量士が作った計画に基づき業務に従事できる。本年度の試験は5月にあり、一般も含めた合格率は35・9%。同校からは15人が受験し、2年生6人と3年生4人が合格した。工業系学科がある県内の高校で、トップクラスの実績だという。
 生徒たちは昨年12月から試験対策を始めた。始業前を中心に、春休みには約4時間の補習をこなした。菅原恵史実習教諭(36)は過去の問題を毎日ノートに解いて提出するよう指導。生徒たちは「部活で疲れたときもあったが、先生の厳しい指導のおかげで合格できた」と口をそろえる。
 2年の疋田恭太郎さんは「電卓が使えず手計算するのが難しかった」と試験を振り返り、3年の鳴海将輝知(しょうきち)さんは「資格を就職に生かしたい」と目を輝かせた。
 担当の梅本浩行教諭(40)は「土木系の就職先は施工業者などに限られていたが、資格を取得し、鉄道会社や測量コンサルタント会社など進路選択の幅が広がると思う」と話している。