googletag.cmd.push(function(){googletag.display('div-gpt-ad-1473409883200-0');});高速増殖原型炉「もんじゅ」が立ち行くとは「考えられない」か、「考えれない」か。どちらの使い方が正しいだろう▼政府が21日に決めた原子力政策と、国語に関する世論調査のニュースを読みながら、何か気になった▼もんじゅは、原発の使用済み核燃料を再利用する核燃料リサイクル政策の要石とされ整備した。政府はその計画を、廃炉を含めて抜本的に見直し、年内に結論を出すという。廃炉に向けた動きが始まるようだ▼この22年間、トラブル続きで、稼働はわずか二百数十日にとどまる。1兆円の国費が投じられ、止まったままでも維持費は年間200億円、再稼働には何千億円もかかるという。以前から継続は危ぶまれていたから、ようやくの判断だろう▼一方の国語調査では、いわゆる「ら抜き言葉」の版図が拡大した。「見れる」「出れる」を使う人が、本来の「見られる」「出られる」を使う割合を初めて上回った。可能の助動詞「られる」には、尊敬や受け身の意味もあり、「ら」を抜くと可能の意味合いだけと分かりやすい。過去の文豪が用いた例もあるし、合理的な変化ともとれる▼「考えられない」「考えれない」はどうか。前者が正しく、調査でもそう使う人が多かった。ただ、もんじゅを考えた時、「考えれない」の正しくない使い方がしっくりいく気もする。(宮城栄作)