沖縄県内建設業最大手の國場組(玉城徹也社長)は22日、グループ15社の2016年6月期決算(単純合算)を公表した。総売上高は前期比3・3%減の772億6千万円、経常利益は19・4%増の56億8700万円で減収増益。主力の建設関連は、大型商業施設が完工した前期の反動減はあったものの、選別受注や新技術の導入で利益率を高めた。観光客の伸びを背景に、ホテル関連も堅調に推移した。 今期のグループ決算は港湾荷役のオゥ・ティ・ケイの売却に伴い、1社減の15社の合算。グループ合計の税引き前当期純利益は前期比6・9%減の57億8600万円、当期純利益は8・8%減の39億4500万円だった。 建設・資材関連の売上高は前期比5・8%減の495億7100万円、経常利益は33・6%増の35億1800万円。このうち、國場組単体の売上高は10・7%減の294億5100万円、経常利益は52・3%増の24億6千万円だった。 前期はイオンモール沖縄ライカムの完工で大幅に売上高が伸びた。ライカムの反動減はあったものの、今期は東京で大型事務所建設の新築工事、県内では旭橋市街地再開発事業、沖縄国際ゴルフ倶楽部のリニューアルなど民間受注が好調。公共工事を含め、選別受注の強化や新技術の導入で建設コストの圧縮・生産性の向上に取り組み、大幅に利益を伸ばした。 7施設を展開するホテル関連は、売上高が前期比1・4%増の276億8900万円、経常利益が1・8%増の21億6900万円。全室プール付きのヴィラタイプホテル「ジ・ウザテラス」の開業など、多様な宿泊ニーズに対応。流通・レストラン関連でも「チャタンハーバーブルワリー&レストラン」「シネマライカム」「紅虎餃子房」などを出店した。