女優で歌手の酒井法子(45)が22日、都内で『酒井法子30th ANNIVERSARY コンサート』を開催。ベストアルバム『The Best Exhibition 酒井法子30thアニバーサリーベストアルバム』に収録されている、代表曲30曲すべてを熱唱。終始笑顔を見せていたが、アンコールで「明日へつづくラストシーン」を歌い終えると、感極まって涙を流し「本当に、本当にありがとうございました。みんな大好きー!」とファン1200人に感謝した。

 1987年2月5日発売のシングル「男のコになりたい」でレコードデビューした酒井は、“のりピー”の愛称で親しまれ「マンモスうれぴー」「ヤッピー」といった“のりピー語”で一世を風靡。2009年、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕され、一時は芸能活動を休止した時期もあったが、12年に芸能界に復帰。最近では、中国・香港・台湾をはじめとしたアジア各地でも人気を博し、現地でのコンサートも成功を収めている。

 ライブ後の囲み取材で、酒井は「(この30年間)事件もあり、いろいろなことがありました」と激動の歩みを神妙な面持ちで回顧。そうした状況で、支えとなったのが“人の温かさ”だったといい「事件前もそうだったのですが、また歌をこんなに歌えるとは思っていなかったので、自分の中では奇跡のようです。ここに来るまで、本当にいろんな人が応援してくださって…」と頭を下げた。

 13年に亡くなった恩人で、大手芸能事務所サンミュージックプロダクションの創業者・相澤秀禎さん(享年83)にも思いを馳せ「きょうも、きっと見守ってくれていると思います。(生前は)いつもほめてくださっていて、太陽のような方でした」としみじみ。ディナーショー、スキンケアブランドのイメージキャラクター就任、そしてベストアルバム発売と“30周年”に向けて、少しずつ活動の幅を広げてきたが「これからも、ひとつひとつの活動を大切にしたい」と力を込めた。

 ディナーショーなどを除いた、正式なコンサートの開催は実に16年ぶり。終盤の衣装チェンジではフリフリのスカート姿で登場し、年齢を感じさせないスタイルを披露すると、会場から黄色い歓声が上がったが「皆さんに『なつかしいな』と思ってもらえるように、うっかり穿いてしまいました。45(歳)にもなって、この短さですみません」と反省した。

 続けて「10年後もこの短さ(のスカート)が穿けるように…ってもう十分ですよね」とポツリ。最後は「ライブでは、たくさん間違えちゃいました。(17歳になる)息子も見に来てくれているので、帰ったら相当ダメ出しされると思います」と“母の顔”に戻って、苦笑いを浮かべていた。