芸能プロダクション・ホリプロが主催する歴史あるオーディション『第41回 ホリプロタレントスカウトキャラバン PURE GIRL 2016』の決選大会で、応募総数2万4794人の中からグランプリに輝いたのは、栃木県出身の12歳・栁田咲良さん。予選から取材したオーディション情報サイト「デビュー」が、史上最年少で栄冠を掴んだ彼女の素顔に迫った。

 第41回目となる今回の募集テーマは、過去に深田恭子(1996年・第21回)石原さとみ(2002年・27回)を発掘した伝説的オーディションと同じく「PURE GIRL」。10代でブレークする『王道』で『主役級』の女優を発掘し、育成することを目的とした同オーディションでは、例年よりも募集年齢を下げ、10〜16歳の女子を募集。7月から札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の全国7ヵ所で地方予選を行い、8月の熱海合宿と9月17、18日の東京合宿(ともに3次審査)を経て、決戦大会に挑むファイナリスト9名を選抜した。

 東京予選の時には、緊張のせいもあってか、少しうつむき加減でおとなしそうな印象だった栁田さん。合宿審査の間に“ネガティブ”を克服して臨んだ、決戦大会の舞台上では「ほかのライバルたちに負けないように、一番に輝いてお客さんを感動させてグランプリを獲りたいと思います!」と力強く宣言してみせた。

 審査では、1分間の自己PRと演技審査が実施され、栁田さんは幼少期から習っているという得意のヒップホップダンスを披露。「踊っているときはいつもとは違う自分が出せる」と語る通り、笑顔で登場するや観客の手拍子をあおり、12歳とは思えない大人びた表情で、キレッキレのダンスで観客を魅了した。

 「いつもはテレ屋な部分もあるけど、すごく負けず嫌いなので、自分が一番じゃないとあまり納得がいかない」という栁田さん。「怒られて伸びるタイプ」と自己分析し、合宿についても「小菅さん(ホリプロ・小菅品世 実行委員長)に『ネガティブになっちゃダメなんだよ!』って強めに言われて“図星だな”って思うことがあって、やる気になりました。それも負けず嫌いな感じで」と振り返る。東京予選からガラリと印象が変わった裏側には、合宿審査の短い期間の中での急成長があったようだ。

 演技審査では「バレンタインを明日に控えた仲良し三姉妹」という演目で、三女・ことみ役(11歳)を演じた栁田さん。少し大人びた、姉想いの小学生の妹を、演技初挑戦とは思えない自然体な芝居で熱演。三姉妹の空気感を演出する小さなアドリブ演技も光った。MCを務めた及川光博も思わず「9番の咲良ちゃん良かったですね」と、彼女ただ一人について言及するなど、栁田さんは9人の中でも目を引くものがあった。

 グランプリ発表の瞬間、名前を呼ばれた栁田さんは、両手で顔を覆って号泣。審査委員長を務めた小菅氏からは「“可愛い”ということもできるし、“カッコイイ”っていうこともできる。いろんな色に染まっていける可能性を感じて、『PURE GIRL』というテーマにすごくピッタリだなと思いました」とグランプリ選出の決め手についてコメント。さらに「10代で王道路線で主役を張れる女優にしていきたいと思います」と今後への期待を込めた。

 授賞式の最後にサプライズで石原さとみが登場すると、憧れの女優の登場にさらに涙が溢れ出す栁田さん。言葉にならない様子で「やばいっ!!」と感激。新たな後輩となった栁田さんの姿を間近で見た石原は「舞台上で見ると小柄ですね」と、パフォーマンス時とのギャップに驚き、「本当にキラキラしていますね。輝いていて目が本当に美しい。まだまだ成長期だからこれからがすごくたのしみ!」とコメント。

 さらに石原は「これから嬉しいことも楽しいことも、ワクワクすることもたくさんあるけど、それと同じくらい、悔しいことも苦しいことも、情けなくなることもいっぱいあるけど、そういう心がブレるときほど、家族を大切に、友達にも素直に生きてくれればいいなって思います」と先輩らしくアドバイス。温かい言葉を受けた栁田さんは「本当に未だに信じられないけど、すごく貴重だし嬉しい。近くでみるとやっぱりテレビよりも全然キレイ…」と素直な感想を述べ、小学生らしいピュアな一面をみせた。

 最後にマイクを取った栁田さんは「ほかの子がすごく美人だし、演技も上手いし、勝てなかったらどうしようってちょっと不安だったんですけど。今、この場に立てていることが信じられなくて…」と語り、「(グランプリを)獲れたからには、ここで落ちてしまった子たちのためにもがんばっていきたいなと思います。いろんな色に染まれて、いろんな役をやって、どんな役でも見てくれている人たちを感動させられるような、すごい女優さんになりたいです」と目標を語った。

 無限の可能性を秘めた、10代の王道女優の活躍を楽しみに待ちたい。栁田さんのインタビューおよび、第41回ホリプロタレントスカウトキャラバンの詳細レポートは、オーディション情報サイト「デビュー」に掲載される。