葬儀は故人との特別な場であり、残された人々としては必ず出席したいものだろう。しかし不幸は急に人の元に訪れるものである。もしかしたら葬儀とどうしても外せない用事が被ってしまうかもしれない……などと考えたことはないだろうか? 「教えて!goo」にも「葬儀の日程について」という投稿が寄せられている。

■「葬儀社と相談して決める」という回答が多くを締めた

この質問に対する回答として以下のような投稿が見られた。

「葬儀社としては、日程についてのプランをいくつか提示してくるのが通常です。友引などのことについてもすでに頭の中には入れたうえで動いております」(peri1005さん)

「葬儀社と相談してアドバイスに従ってください。気を揉んでも捗りませんよ」(emuanchaさん)

「葬儀日程は仏教ならばお寺の日程・葬儀会場の使用できる日などを踏まえて決定されます」(koumyoji33 さん)

寄せられた回答のうち多数が「葬儀社との相談」に言及しているのがわかるだろう。

■葬儀社との相談って具体的には?

ではその「葬儀社との相談」が具体的にどんな内容になるのか、心に残る家族葬の葬儀アドバイザーに話を伺った。まずは葬儀を執り行う際の行程について。

「まず大事なことは、法律上、死後24時間は火葬してはいけません。つまりどんなに最短で葬儀を終えようとしても、死後2日が限界ということになります。次に重要なのが、どんなご葬儀にするかです。先程触れた最短2日で終わらせようとする場合のご葬儀は、火葬式・直葬と呼ばれる火葬のみをシンプルに執り行う形式か、あるいは一日葬と呼ばれる告別式と火葬を同日に行う葬儀のどちらかになります。これに対して、通夜を希望した場合は、1日追加されて、最短で死後3日で葬儀を終えることができます」

次は具体的な日取りの決定に関してであるが、いくつかの制限があるという。

「葬儀の日取りを決めるにあたっての注意事項として、まずは六曜です。友引は『誰かを道連れにする』といった言い伝えがあるため、基本的に火葬場はお休みとなっています。つまり希望日が友引であった場合、日程を延期せざるを得なくなります。そして友引の次の日は、決まって火葬場は混雑しており、予約が取りづらいというのも注意してください。また六曜以外では、親族や参列者の都合、火葬場や式場の予約状況も考慮されます」

遺族の希望に沿って決められる葬儀日程。しかし伸びることによる弊害もあるようだ。

「最後に最も重要な点として、葬儀の日程が延びることによる、金銭的な負担として、安置に必要な施設料と処置料です。日程が延びれば延びるほど、ご遺体の安置期間も延びることになります。つまりその安置期間に応じて、安置に必要なドライアイスや安置施設の使用料が上乗せされていきます」

葬儀は亡くなった人にとっても遺された人にとっても大切な場である。遠慮なく業者に相談するのがいいだろう。

●専門家プロフィール:心に残る家族葬 葬儀アドバイザー
「葬儀の参列者を遺族や近親者など、本当に故人を亡くした悲しみを共有できる方だけに限定」し、「世間体を重視している感のある告別式を簡素化」する家族葬の提案を行う。

(島田俊)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)