「大人っぽい」ってそもそも何?悩める女子学生への回答「昔、30歳ってもっと大人だと思っていた」と、先日読んだあるコラムに書かれていた。年齢を重ねれば自然と身につくと思っていたアレコレが、実は大きな思い込みであることに気づく瞬間があるもの。ただ、今まさに「大人になりたい」と思っている人が、その事実を知るのは難しい。なにせ、まだまだ先のことだからだ。

「教えて!goo」で「大人になるとは?」と質問を寄せる21歳の学生がいた。相談者は友人に彼氏ができないと相談したところ「少し大人になりなよ」とアドバイスされたという。「容姿は良く、性格も明るく優しい」と言われるそうだが、友人からすれば「喜怒哀楽を素直に出す、他人に相談をよくする、悩みを持ちがち」なところが子どもっぽいのだという。

彼女は「どういうのが“大人っぽい”なのか?」と相談している。大人っぽさとは何か。先輩たちからかけられた言葉に、その一端を見てみよう。

■膝を突き合わせることができる

「マジな相談されたときは顔からしてマジに答える、毅然とした態度を取るべきときははっきり言うとか(この人マジに聞いてんのかな?と心の中で思われてる)」(takancueさん)

寄せられた言葉の数々を見るに、大人っぽさの源は「コミュニケーション」にあることが見えてくる。会話相手にどのような態度を取るか、あるいは自分がどうやって振る舞うか。その点で、会話の空気やテンションをしっかり合わせるべし、というコメントがあった。

子どもはどうしても「自分の気持ち」を優先しがち。一方で大人は、ある程度の部別がついてきたからこそ「自分と相手の気持ち」を重ねあわせることができるのだろう。心の中で疑いを持たれないような振る舞いも「大人っぽさ」の第一歩だ。

■自分で物事を考えられる

「相手を認識し、自分のレベルで物事を考え、余裕をもって相手のレベルで対応する」(rarupapa-n-1220さん)

他人に相談をよくするという彼女には、この点が欠けているのかもしれない。相手に合わせられる余裕だけでなく、自分が培ってきた経験や得てきた見識から物事を判断できるかどうか、だ。世の中には正解のない問いも多い中で、自分なりの正解を導き出せるかが、大人として生きていくひとつのスキルなのかもしれない。

■無理に変えようとしなくたっていい

「きっと喜怒哀楽があって人間らしい方がかわいいですよ。へんに大人っぽくしたって続かないし、個性潰す必要ないと思います」(あかり0002さん)

相談者さんと同い年だというあかり0002さんは、かえって「大人っぽい」と言われることが多いそうで、プレッシャーになっているのだという。その理由を「表情が薄く、リアクションに乏しいから」と分析し、相談者の性格が羨ましいという。

「ないものねだり」のふたりとも言えるが、おそらくは「表面上の大人っぽさ」ではない、一段深い部分での変化こそが成長には欠かせないのだろう。

自分がいる環境で求められる「大人像」も変わってくる。正解のない問いには、自分自身で決着をつけなくてはならない。みなさんが思う「大人っぽさ」とは何だろうか? おそらく、十人十色の答えになるはずである。

(松本塩梅)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)