フルーツは甘いのになぜ太らない? 管理栄養士に聞いてみたフルーツは甘い。甘いは太る。何度もダイエットに挑戦しては失敗を繰り返してきた筆者が確信している鉄則だ。「教えて!goo」にも「フルーツってやばいのかな?」という質問が寄せられている一方で、世の中にはフルーツダイエットというものが存在する。フルーツを食べると太るのか? 太らないのか? 真相を専門家に聞いてみた。

■カロリーはショートケーキの7分の1

「ほかのスイーツや炭水化物と比べて断然カロリーが低いことがフルーツの特長。ほとんどが水分であるうえで食物繊維が豊富なのでとてもヘルシーです」

そう話すのは管理栄養士の角井美保さん。同じ量のミカンとショートケーキのカロリーを比べた場合、約7倍もの差があるそうだ。「フルーツはほとんど脂質を含まないのでその点でもダイエットにおすすめです」という。確かに脂質が危ないというのは「太らない焼肉の食べ方」という記事でも伺った忠告だ。

そして食物繊維は水分を吸って膨らみ、すぐに満腹感を得られるので、食べ過ぎ防止にもつながりそうだ。もちろん、整腸作用があり美容効果も期待できる点は言うまでもない。

ただし、フルーツに含まれる果糖を摂取しすぎると中性脂肪が増加するというデータもあるそうだ。角井さんは「たとえばミカンだったら1日50個とか、現実的じゃない数字になりますが、それだけの量を食べると中性脂肪が増加するといった調査結果は出ているそうです。『ヘルシーだから食べて大丈夫なんだ!』と、なんでも極端に食べ過ぎてしまうのはよくないですね。栄養も偏りますし、いいことはありません」と注意する。

■1日200gのフルーツ摂取を

一方、公益財団法人中央果実協会など業界団体でつくる「うるおいのある食生活推進協議会」のホームページではフルーツを毎日200g食べることを勧めている。

角井さんも「フルーツには糖分、食物繊維以外にもビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。生活習慣病を予防したり、老化を防ぐ抗酸化作用もある果物も多いんですよ。ダイエットだけでなく、健康志向の方にも毎日ぜひ食べていただきたいですね」と話す。

リンゴ、ナシなら1日1個、ブドウなら一房。ミカン、モモ、カキなら1日2個に当たるそうだ。これなら無理なく続けられるだろう。さらにスイカのように水分を多く含むもの、ベリー類のように食物繊維やビタミンCがたっぷりのものなどタイプ別に食べ分ければさらに効果が望めるそうだ。秋は果物が豊富な季節。ぜひ様々なフルーツに挑戦し、その恩恵をこうむってみては。

●専門家プロフィール:角井美保
神奈川県横須賀市出身。管理栄養士のほかフードコーディネーターや健康管理士、食育指導士の資格を取得。中型トラックを運転するなど、個性的な管理栄養士。

(瀬戸鈴鳴)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)