他人から嫌われまくる自分が嫌いすぎるいじめが起こる理由を考えるとき、「いじめられる方にも原因がある」とする言説がある。いじめる側の正当性を一分でも認めようとする考え方ならまったく共感できないが、いじめられる側に何かしら標的にされやすい要素がある場合はあるのかもしれない。「教えて!goo」に20歳の大学生から「嫌われ体質過ぎて辛い」という相談が寄せられた。

質問文によれば、相談者は小・中とひどいいじめを受け、それ以降もたいてい他人に嫌われてきた。最初は仲良くしていても、段々とあからさまに距離を取られるようになるそうだ。そんな自分に対する自己嫌悪もすさまじく、生まれてきて申し訳ないと思いつめてしまうほど。しかし、「私だってこの世に生を受けたからには本当は誰かしらには必要とされたいし、誰かの役に立ちたいんです」と話す相談者。自分勝手な性格だから嫌われるというのならわかりやすいが、相談者は非常に謙虚で、他人の話に懸命に耳を傾けようとする姿勢がある。どこに気をつければ相談者の悩みは解消するのだろうか。寄せられた回答をご紹介しよう。

■卑屈すぎるかも?

「えー私の周りにいる嫌われている子で多いのは、(1)“自分をやたら下にする人”。『私なんて……』『私なんか』とよく言う人ですかね。なんかネガティブすぎて話してて疲れるんですよ。たまには前向きに考えて欲しいなーと思います。(中略)…相談者さんは(1)で言ったことが当てはまる気がします。(中略)…個人的な話、私はそういう人を嫌いなのではなくて、ちょっと絡みにくそう、苦手だなーと思うからあまり話さないんです」(coriconoir26さん)

「『自己否定』は『他人否定』ともいえる、ということ。誰が、自分(友達)を否定する人と仲良くなろうと思うでしょうか?(中略)…まずは『自分』というものを『受け入れる』こと。肯定はしなくてもいいです。『自分はこういう人なんだ』と『否定せず』に『受け入れる』」(sakusaku0さん)

謙虚が過ぎると卑屈になってしまう。そして卑屈も度を越すと相手を疲れさせてしまう。そのあたりに原因があるかもしれない、という指摘があった。また、別のアプローチとしては、

「仲良くしたいなあ、と思ったらまず、相手を信じましょう。難しい事だけど。嫌われてるかも……なんて思っていたら、距離は縮まりません。あなたがよそよそしくしているんですよ。(中略)…深呼吸して自然体で、迷わず相手を慕ってみましょう」(kamemochiさん)

「趣味や勉強に打ち込むのはどうでしょう? (中略)…自分の世界を持っている人の周りには人が集まってくると思います」(shibatoshikoさん)

などの提案が見られた。

■自分を好きになる!

まず自分を好きになるべきだ、との回答も。

「自分自身が、先ず自分を好きにならなくて、どうして他の人が好きになってくれますか? 自分の良い所、必ず誰にでもあります!」(3293yuki3298さん)

「自分を愛せない人は、他人からも愛されない。自分を愛せる人は、他人からも愛される。(中略)…引き寄せの法則をご存じでしょうか? その法則によると、この世は、自分の考えている事が実現する様にできているそうです。その際、気をつけなければいけないのは、『あなたが望むか望まないかにかかわらず、考えていることが実現する』という点です。(中略)…あなたは、常に、『嫌われることを恐れている』ために、逆に自分が嫌われることを引き寄せているのではないでしょうか」(nungさん)

相談者は回答のひとつひとつに、真摯で丁寧なお礼を寄せている。その様子を見る限り、相談者ならきっと現状を打破していけるであろう可能性を感じさせてくれた。

武藤弘樹(muto koki)