名前がひらがなやカタカナだと戒名はどうなるの!?戒名にルールはあるの?「名前」は生涯の伴侶と言える。自分の性格や外見が変わろうとも、名前やその印象は拭い切れない。したがって親は悩むものだ。この子が40歳、50歳になっても違和感がないように、と。しかし、まさか死んでからの名前についても考慮に入れて名前を付けることがあるだろうか。死後の名前は一般に漢語的な戒名を付けることになっているが、これには生前の名前を参考にすることが多い。生前の名前に「ひらがな」を使用した場合には、どうやって戒名を作成するのだろうか。「教えて!goo」にも「ひらがなと、カタカナの名前の人が、亡くなった時…?」と質問が寄せられている。

■同音の漢字を当てたり、雅号からとったり……

質問は高齢の女性の名前に触れているが、ひらがなやカタカナを使った名前は現代でも広く受け入れられているため、今後も直面する問題といえるだろう。回答は当て字を使うなどして、なんとか漢字変換しようとする意見が多くあった。

「戒名を付けるときにその音を漢字にして付けたりしますが、戒名として読む場合、別の音になったりしますが、それも良しです」(organic33さん)

「ひらがなやカタカナのお名前の場合は、喪主様と相談致します。たとえは、ご生前中に正式にはひらがなやカタカナの場合でも漢字を当てて使っておられる方もおられます。その場合はその漢字を使う場合もありますし、書や絵画などの画号をもっておられる方もおられますので、その字を取らせていただくこともございます」(koumyoji33さん)

みなさん漢字にしようと奮闘される際に、故人の事を考えながら、ふさわしいものを選ぼうとしてる姿勢がうかがえる。しかし、戒名というのは必ず漢字から作られねばならないルールがあるのだろうか。

■戒名作成に明確なルールはない!

戒名の一部に生前の名前を入れることは一般的であるが、それは不可欠なのだろうか。またひらがなの名前の場合、寄せられた回答の他にどのような付け方があるのだろうか。このことについて、心に残る家族葬を行う葬儀アドバイザーに解説していただいた。

「道号、位号は宗派や年齢、性別などにより決められているが戒名は人それぞれです。戒名は基本的に生前の名前から一字、尊敬する人や経典などから一字を用いて付けられます。もちろんこれは必ずしもそうしなければならない、というわけではありません。では、名前がひらがなの人はどうでしょうか。その他にもその人の誕生日や趣味、好きなものから用いて戒名にする、なんてこともあります。戒名は仏門に入る時の名前であるため、厳格な決まりがあって付けられているのだと思っている人も多いかもしれませんが、意外と自由なのです。それ故に、現在は生前に自ら戒名を考えておく人も増えています。そんなこと不謹慎だという人もいるかもしれないが『戒名を自作する』なんて、考えただけでもドキドキしないでしょうか」

このように、戒名というのは実は自由な発想で以て付けることが可能である。しかし檀家の場合、普段から付き合いのあるお坊さんが戒名を考える事もあるため、無駄な衝突を起こさないためにも、事前に双方で相談を行っておくほうが良いだろう。

●専門家プロフィール:心に残る家族葬 葬儀アドバイザー
「葬儀の参列者を遺族や近親者など、本当に故人を亡くした悲しみを共有できる方だけに限定」し、「世間体を重視している感のある告別式を簡素化」する家族葬の提案を行う。

(樹木悠)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)