映画鑑賞時の定番であるポップコーン。数年前から人気に火が付き、現在も人気店では行列が絶えないほど。「教えて!goo」の「『ポップコーン』は好きですか?」という質問には、「シンプルな塩味は映画を観るときの必需品です」(vaierunさん)、「食べ始めるとなくなるまで止まらないです」(Oruko000さん)、「とくにキャラメルが好きです」(noname#156574さん)などの回答が寄せられた。

■ダイエット中のおやつにおすすめ!

そもそもポップコーンがどのような食べ物かご存じだろうか。一般社団法人健康栄養支援センター代表理事である池上淳子さんに話を伺った。

「ポップコーンはとうもろこしの品種のひとつであるポップ種(爆裂種)という、硬い皮が特徴的な種が使用されています。ポップ種を乾燥させた粒を、油やバターをひいたフライパンなどで数分間炒って作ります。粒の中には微量の水分が含まれています。この水分は加熱すると水蒸気になり、しばらくは硬い皮で覆われている粒中で膨らみ続けます。そして、膨らみ続ける水蒸気に耐え切れなくなった皮が破れ、一瞬で膨らむことで、ふっくらとしたポップコーンができ上がります」(池上さん)

そして、気になる栄養価についても聞いてみた。(以下表参照)

「油を使用した代表的なお菓子を一度に食べるであろう量を仮定して計算しました。すると、ポップコーンの食物繊維量は他に比べて高く、エネルギー量は他に比べて低いことが分かります。一般的にポップコーンに多いと言われているビタミン・ミネラルも比較しましたが、こちらは有益な数値とは言いがたいといえます」(池上さん)

ビタミン・ミネラルはさほど多くないようだが、ほかにポップコーンにはポリフェノールの一種である、フェルラ酸が含まれてる。フェルラ酸は抗酸化作用、抗炎症作用、抗腫瘍作用、認知症予防などの作用があるとのこと。

「腹もちが良いのでおやつの摂りすぎを防いでくれ、少量でも満足を得やすいです。食物繊維の中でも不溶性食物繊維が豊富なため、腸の働きを促進して、便秘予防に効果的です。腸内環境を整えてくれる効果も期待できます。また、約20g(約50個)のポップコーンを食べて100kcal以下で抑えられるというのは大変魅力的なものです。ポリフェノールや微量ながらもビタミン・ミネラルを得ることができますので、おやつとして是非摂り入れられることをおすすめします」(池上さん)

比較的低カロリーなお菓子といえるが、味付けで相当カロリーが変わるので注意が必要とのこと。

「キャラメル味や醤油バター味など様々な味が販売されていますが、糖質、脂質が大幅に増え、カロリーが高くなります。ダイエット時のおやつとして摂るのであればノンオイルタイプで少し塩をバラバラとかける程度で食べるのが良いでしょう」
 
ダイエット中の人は参考にしてみてはいかがだろうか。

●専門家プロフィール:池上淳子
一般社団法人健康栄養支援センター代表理事。日本ビューティーヘルス協会会長、栄養コンサルタント社代表、美容食インストラクター、美容栄養学専門士、栄養士。行政・企業主催による食育イベントや講演会などへの出演、美容栄養学の講座や料理教室の開催、メディア出演・制作協力など実績多数。

(酒井理恵)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)