コスプレイヤーには学園ものの撮影場所として人気が高い、東京都中野区の『中野マンガアートコート』(桃丘小学校跡地)が、中野区との賃貸借契約を8月19日に解除していたことが分かりました。

 中野区が10月7日にサイト上で公表した「桃丘小跡施設について」によると、『中野マンガアートコート』を運営していた学校法人タイケン学園とは5年間の期間を明示し、基本協定及び賃貸借契約を締結していたそうですが、複数の重大な違反行為が判明したため8月19日に基本協定および賃貸借契約等について解除を行ったそうです。ところがその後もタイケン学園側は本施設を占有したままで、明け渡しにも応じていないとのこと。

 『中野マンガアートコート』がオープンしたのは、2011年の10月。そのため元々の貸し付け期間終了も2016年9月が予定されていました。中野区議会議員の森たかゆき氏も今回の事態について自身のTwitter上で「当初はこの9月に貸し付け期間が終了することになっていた」と報告。さらには「今月にはここの小学校の”最後の大同窓会”も予定されていた」とのことで、それも開催できない状況だと明かしています。

森たかゆき氏Twitterより

 今後の施設明け渡しについては「もはや裁判で決着を付けるしかない状況」とのこと。さらに詳細については訴訟が絡むため「なかなか全てを説明するわけにもいかないのがもどかしいところです。」としつつ、結審後には全公開できるよう備えているとしています。

 なお、中野区は「桃丘小跡施設について」の最後で「現在、本施設の使用をいかなる者にも認めておらず、本施設で行なわれる事業等についても、中野区とは一切関係ない旨お知らせします。」と明言しています。つまり、中野マンガアートコートで今後開催予定のコスプレイベントについては、それら一切に中野区は関係ないという事になります。

 予定される各イベント情報を確認したところ、今のところ(2016年10月12日15時時点)開催中止の告知はいずれも行われていません。しかし中野マンガアートコートの公式サイト(http://www.taiken-art.com/)は現在403エラーで表示できなくなっており、状況次第で直前に中止決定も考えられるため参加予定の方はイベント主催者側の公式サイトで各自こまめに情報を確認する必要がありそうです。

【21時追記】
 中野マンガアートコートの公式サイトが閲覧できる状態になりましたが、ページレイアウトなどない状態で下記のテキストのみが掲載されています。また発表では「中野区との基本協定に基づき(中略)文化施設としての機能を維持」するとしていますが、中野区は先の発表で「基本協定および賃貸借契約等について8月19日をもって解除しました。」と説明しており基本協定は解除されたことになっています。そのため現時点において双方の発表に矛盾が生じています。

(引用ここから)
中野マンガアートコートは2011年からマンガ・アニメの文化施設として多くの方々に来場いただきました。
ご愛顧いただきありがとうございました。
尚、中野区との基本協定に基づき当面同地区におきまして、文化施設としての機能を維持し、街づくりに関わってまいります。
(引用ここまで)

中野マンガアートコート公式サイトより。

【10月13日追記】
 中野マンガアートコートで今後コスプレイベントの開催を予定していたキャラコスアカデミーが、同施設における10月22日以降の開催を中止すると発表しました。また別団体のイベントに関しても今週末からいくつか開催中止が決定しています。中止が発表されていないイベントについては、各自こまめに主催者ホームページなどをチェックしてください。

▼出典
東京都中野区
中野区議会議員・森たかゆき氏(@moritakayuki)
学校法人タイケン学園
中野マンガアートコート(403エラーで開かなくなっています)

(文:HideI)