Vリーグを運営する日本バレーボール機構は9月20日、現在のトップリーグである「V・プレミアリーグ」の上に、完全なプロリーグ「スーパーリーグ(仮称)」を2018/19シーズンから設立する構想を発表した。

Vリーグ公式サイトで公開されている資料によると、現在のVリーグは「テレビ放送の限界化」、「歯止めのかからない競技者数の減少」「スポーツイベントとしてのマンネリ化」などといった問題を抱えており、存続の危機に立たされているという。そして、この閉塞状態を打破すべく、持ち上がったのが「スーパーリーグ構想」だ。

現在のVリーグに参加する多くのチームは、いわゆる“実業団”のチームであり、一部にプロ契約の選手はいるものの、ほとんどが社員選手という状況。「スーパーリーグ」は、完全なプロリーグを目指しており、バレーボールのために設立された独立した法人を運営母体としたチームのみが参加できる予定。選手との契約形態については、当面チームの裁量に委ねるとしつつも、「チームないし、個人の成績が明確に報酬に反映される形式で運用することを強く勧奨する」と、より“プロフェッショナル”な形が求められている。11月30日までに、6チーム以上の参加表明があった場合に準備委員会を立ち上げ、リーグ発足に向けて動き出すという。

9月22日にプロリーグ「Bリーグ」が開幕し、フジテレビでの中継が決まっているバスケットボールに続けとばかりのバレーボールのプロ化構想。ツイッターでは、

「よくぞ、とは思うが、難題山積だろうな。でもサッカーもバスケも最初はみんなムリだと言われるところからスタートしたからな」
「上手くいくのだろうか? 20年くらい前も挑戦して立ち消えになったような・・・ プロ化って相当難しいような」
「バレーボールリーグがプロ化する件、新リーグにいくつ企業チームが経営体制を変えて参入するか、そして存続されるVリーグが相対的に価値が下がらないか、などいくつか心配な点があるかな」

と、成功を期待しつつも、そう簡単ではないとの見方が多いもよう。また、

「現状、バスケよりバレーの方が人気は上なので、バレーがプロ化したら #Bリーグ 的には結構厳しいかも。共存共栄が理想だが」
「バレーボールがプロ化するとバスケとフジテレビの取り合いになるんじゃないかしら」

など、バスケットボールのBリーグとの間で、ファンや放送するテレビ局の奪い合いが発生することを心配するネットユーザーもいた。

Vリーグは完全プロ化を目指して1994年に開幕したが、結局実現していない経緯がある。そういう意味では、今回のプロ化構想は、日本のバレーボール界としても、是が非でも成功させたい重大なミッションとなりそうだ。

(奈波くるみ)

(R25編集部)

※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております