新潮社は、村上春樹の最新作『騎士団長殺し』を2月24日に発売することを発表した。ネットでは期待感とともに、その内容を憶測する声が投稿されている。

新潮社によれば、新作は「第1部 顕(あらわ)れるイデア編」「第2部 遷(うつ)ろうメタファー編」の2冊にわたる長編となるという。村上春樹の新作は、長編小説では2013年の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』以来の4年ぶり、分冊の長編小説となると2010年の『1Q84』以来の実に7年ぶりの発表だ。

期待感があふれるTwitterでは、

「『騎士団長殺し』。オペラ『ドン・ジョバンニ』がモチーフかもしれない」
「村上春樹の新作が『騎士団長殺し』と聞き、どうしてもモーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』の騎士長を思い出してしまう」
「騎士団長殺しって、ドン・ジョヴァンニのことかな。最後は石像と化した騎士団長に地獄に引きずり込まれる。回心を拒絶する男の物語」

とモーツァルトのオペラを連想する声が上がっている。

『ドン・ジョヴァンニ』は、1787年にモーツァルトが、台本作家のダ・ポンテと組んで作曲したオペラ。冒頭では、スペインの騎士であるドン・ジョヴァンニが、騎士長を殺してしまうという展開がある。

さらに、

「『騎士団長殺し』というタイトルが『アクロイド殺し』を連想させるから、ついに村上春樹氏も本格ミステリに参入かと疑う。振りかえれば、『羊をめぐる冒険』の主人公は、「エラリー・クイーンの小説の犯人は全部覚えている」と言い放ち、コナン・ドイルの『白面の兵士』を読むような男だった」
「騎士団長殺しネタバレ。犯人が語り手、という叙述トリック。アクロイド殺しですよ、念のため…」
「村上春樹の新作タイトル『騎士団長殺し』、名探偵ポアロの『アクロイド殺し』をもじったタイトルかと思った」

とアガサ・クリスティーの推理小説『アクロイド殺し』を連想するという声もあった。

音楽や過去の名著を作品のモチーフとすることも多い村上春樹。待望の新作は、果たしてどのような内容になるのだろうか。
(山中一生)

(R25編集部)

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