日常生活から業務ユースまで、あると便利で、無くて困るのがカッターだ。特に業務ユースでは、ものを切ったり、段ボールの開封・解体に使ったり、実にさまざまな業種の作業現場を支えるツールの1つである。

 そんなカッターは、食品工場でも必須のツールといえるのだが、従来の製品では克服すべき課題が複数あった。1つ目が衛生面の維持、2つ目が刃先が折れた際の異物混入事故への対策、そして3つ目が刃先をうっかり出しっ放しにした際のケガへの注意だ。

 その3つの課題を克服した製品が、オルファが10月末より発売を予定している「オールメタルセーフティカッター」だ。東京ビッグサイトで9月30日まで開催されていた「FOOD SAFETY JAPAN」にて、発売に先立ち実物が展示されていたので紹介していこう。


 具体的にどのような課題克服がなされたのかというと、まず衛生面の課題に対しては、腐食に強いオールステンレスボディにしたことで、水洗いはもちろん、食品工場などで器具などの洗浄に使われる次亜塩素酸に対しても5分以内(100ppm)であれば耐えることができるので、常に衛生的な状態を保つことができる。

 刃先折れによる異物混入対策としては、磁性のあるステンレス材を採用することで、万が一、刃先が折れたとしても、金属探知機などを通せば検知可能とのこと。

 そして刃先の出っ放しによる事故対策として、同製品では、使い終わった後に自動で刃先が引っ込む機構を採用。これにより、カッターの刃先が出っぱなしのまま放置されるようシチュエーション自体を無くしてくれる。



 刃先は本体のスライダーを押し下げることで出てくるのだが、段ボールなどを切る際には摩擦で刃先が戻るのを防いでくれるので、スライダーを押し下げ続ける必要はない。

 ちなみに「オールメタルセーフティカッター」には、廉価版ともいえる「セーフティカッター」という製品もあり、こちらは刃先が出っぱなしによる事故を防ぐことに特化したモデルとなる。