【妊婦はチーズを食べないほうがいいのか?】

チーズはタンパク質も摂れて手軽でおいしいので、小さい子供からお年寄りまで好きな方が多い食材です。しかし、妊婦さんには注意が必要な食材の一つでもあります。

チーズが全てダメというわけではありませんが、避けたほうがいい種類もあるんです。その理由は、「リステリア菌」という食中毒の原因となる菌を含む可能性があるためです。このリステリア菌はそれほど強い菌ではありませんが、免疫力が低下している妊娠中は重症化する恐れがあるので注意が必要になります。

リステリア菌は、胎盤を通るのでお腹の赤ちゃんにも影響が及ぶ可能性があります。流産や早産、最悪の場合は赤ちゃんが死に至ることもあると言われています。赤ちゃんのためにも気を付けたいですよね。

【避けたほうがいいチーズ】

リステリア菌食中毒になる危険性のあるチーズとして「ナチュラルチーズ」があります。厚生労働省からも食べるのを控えるように指導されているものです。ナチュラルチーズには、モッツァレラ、カマンベール、リコッタ、パルメザン、ゴーダ、ゴルゴンゾーラ、ブルーチーズ、チェダーなどがあります。

最近ではスーパーでも色々なチーズが販売されているので、身近な食材になってきました。このナチュラルチーズの中でも特に注意が必要なのが「輸入品」です。リステリア菌は加熱で死滅するのですが、日本で製造されたものは加熱殺菌の義務があるためリステリア菌に感染する可能性は極めて低いのです。輸入品の場合には生産国の基準が元になっているため、要注意です。

その他妊娠中に気を付けたい食べ物(http://recipe.rakuten.co.jp/news/article/887/?l-id=daylicious_20161008_1_1)や妊娠中に避けたい飲み物(http://recipe.rakuten.co.jp/news/article/888/?l-id=daylicious_20161008_1_2)についてもご確認ください。

【チーズを食べたくなったら】

避けたほうがいいチーズとは反対に食べてもOKなチーズもあります。それは、「プロセスチーズ」です。これはナチュラルチーズを加熱し、溶かして固めたものです。スライスチーズや6Pチーズ、ベビーチーズなどがあります。これらは生で食べても問題ありません。

ナチュラルチーズでも工夫すれば妊娠中も楽しめます。リステリア菌は、低温下や塩漬けでも死なずに増殖する菌です。そのため、大切なのは「加熱すること」です。ピザやグラタンなどしっかりと火を通して食べる料理を選ぶようにしましょう。

妊娠中は食事で制限されることが多くなります。チーズもその1つですが、選び方を気をつければ妊娠中でも問題ないので、いつもより少し食材選びに気を遣ってみてくださいね。

(テキスト: 上野 知佐)