10月4日は「イワシの日」です。イワシ料理といえば、つみれ汁を思い浮かぶ方は多いでしょう。素朴な印象があるつみれですが、実は魚の栄養をまるごといただける一品です。フードプロセッサーで手軽にできますし、定番のイワシの以外にも色々な魚を使えば味にもバリーエーションが生まれます。骨の心配があれば刺身や切り身を活用することで、子どもも食べやすいつみれが作れますよ。

【お肉で作った「つみれ」も!?】

「つみれ」は、魚やひき肉などのミンチ種に卵やでんぷんなどのつなぎを加えた練り物を「手で摘んで湯に入れる」ことから「つみいれ」→「つみれ」と呼ぶようになったそう。肉で作ると「つくね」になると思っている方もいらしゃるかも知れませんが、「つくね」は「こねて丸める」という意味の「つくねる(捏ねる)」が語源で、調味料やつなぎを加えてこねた生地を成形して調理するという作り方が異なります。素材や完成後の見た目が似ているため、混同されてしまったのでしょう。

【地域と根深い関係性のある料理】

地域によってつみれに使用される材料は様々ですが、近くで獲れる魚を使うのが一般的です。関東ではイワシやアジを使用することが多くて、九州や日本海沿岸ではトビウオなど、北海道ではスケソウダラ、関西のエソ、ハモなど白身魚の場合もあり、使う種類によって仕上がりの見た目や味が異なります。

元々漁師の料理ですから、獲ってきた魚を活用するという意味でも地方色豊かなレシピが存在します。例えば、臭みを消すのに味噌やしょうがを加えたり、刻んだ野菜やきのこを入れたり、場合によっては大きめに刻んだ身を加えて食べ応えを出す調理法もありますし、つなぎに卵や山芋、片栗粉などを使うレシピもあります。

【手軽レシピで「つみれ」をもっと身近に!手軽レシピで「つみれ」をもっと身近に!】

骨など魚の栄養を丸ごといただきたいなら、イワシなどを手開きにして丁寧に包丁で叩いたり、すりこぎで滑らかにするのが一番ですが、フードプロセッサーを使えば簡単にできてしまいます。刺身や切り身を使えば、骨が残る心配や下処理もしなくて良いので手軽につみれが作れます。新鮮な魚のつみれが生み出す濃厚なだしのきいた栄養たっぷりのつみれ汁、ぜひ作ってみてください。