老舗の蕎麦屋で見かけることのある「そば寿司」。見た目も華やかで、目先の変わったそば寿司は、大切なお客様のおもてなしやお祝いの食卓におすすめです。具材を海苔で巻いた「巻き寿司風」と、味付けした油揚げにおそばを詰めた「いなり風」の作り方とコツをご紹介します。

海苔でそばを巻くというアイデアは、幕末頃にはあったらしく、現在の東京蠣殻町にあった「松露寿し」の開店のお知らせのメニューに「そば寿司」の記載が見つかっています。蕎麦屋ではなく、なんと寿司屋が生み出したアイデアのようですが、残念なことに発祥は定かではないそう。

【そば寿司を上手に作るコツ】

そば寿司に使うそばを茹でるには、ちょっとしたコツがあります。まずはそばがバラバラにならないように、1束の片端を輪ゴムかたこ糸で固く縛ります。大きめの鍋にたっぷりのお湯を湧かし、しばった部分を1分ほど先に茹でてから全体を入れ、麺がくっつかないようにほぐしながら茹で、標準時間通りに茹でたら、冷水にとってしっかりぬめりを取ります。

そば寿司の芯には、かんぴょう、しいたけ、だし巻き卵、三つ葉などを使ったものが多いのですが、紫蘇の葉、かまぼこ、下茹でしたほうれん草や人参の他、お好みでマグロなどを巻いてもおいしくいただけます。梅ペーストや長芋などもさっぱりしておすすめ。そばつゆをつけずにそのままいただけます。

【「いなり寿司」風アレンジも可愛い! 】

そばをすするという習慣のない外国からのお客様のおもてなしに、そば寿司は最適。ご飯を使ったいつもの巻き寿司ならぬそば寿司に、驚き感心されること間違いありません。カラフルな具材を巻いて作り上げる切り口の美しさにも感嘆の声があがるはず。

また、いなり寿司風なら、そばや焼きそばをつめてパーティーやお弁当にも重宝します。ちょっと一手間ですが、慣れれば簡単に作れるそば寿司をぜひ作ってみてください。