2016年9月27日、参考消息網は記事「中国の対外投資は“食欲旺盛”、“乱暴”に米国を買い占め」を掲載した。

中国の対外投資は2015年に1450億ドルを突破した。外国の対中投資を上回り、資本輸出国へと転換する節目を迎えている。海外企業への投資、買収は加速する一方だ。25日付仏紙ル・モンドは記事「中国の旺盛な食欲」を掲載し、中国の対外投資を分析した。かつて中国の対外投資は新興国を対象としたものが多く、資源確保という意味合いが強かった。現在では先進国の高付加価値企業をターゲットにブランド、技術を狙う投資が増えている。

23日付ロシア・スプートニクニュースは中国の対米投資を取り上げている。米国全体を買い占めんばかりの勢いで積極的な投資が続いており、特にメディアへの進出が目立つ。単なる経済的動機ではない。イデオロギーの分野で中国の存在感を高めようとしている。映画館チェーン、映画制作スタジオ、さらにラジオ局まで次々と中国企業に買収されている。世界を席巻するハリウッド映画もすでに中国資本抜きでは成り立たない。中国人の怒りを買わないようにという自主検閲の空気も強まっている。こうした中、シンクタンク「新アメリカ安全保障センター」はメディアや映画を戦略産業として中国の買収を拒否し、中国のイデオロギーが米国に流入しないように配慮するべきだと提言している。(翻訳・編集/増田聡太郎)